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地元大学生が写真映えスポットを案内する「長崎さるく」初開催へ

開催に向けて意気込む純心大イレブンのメンバー

開催に向けて意気込む純心大イレブンのメンバー

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 長崎純心大学(長崎市三ツ山町)の学生が企画からガイドまでをプロデュースした街歩きイベント「長崎さるく ふぉとばい長崎」が6月1日、開催される。主催は長崎国際観光コンベンション協会。

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 2006年4月から約半年間にかけて行ったまち歩き博覧会「長崎さるく博」が好評だったことから、同協会が規模を縮小した街歩きイベントを年間通じて開催している「長崎さるく」(「さるく」は長崎弁で「まちをぶらぶら歩く」の意味)。

 同大では授業科目の一環として「さるく入門」を設定し、研修を受けてこれまで137人が「さるくガイド」として認定されている。昨年夏に行われた集中講義の後、同大の岩瀬由佳准教授が講義内容を生かして今後も活動したい学生を募ったところ、文化コミュニケーション学科2年11人全員が手を挙げ「純心大イレブン」として自主的にコースを企画したことで開催につながったという。これまでも「さるくガイド」に認定された学生がガイドとして修学旅行生などの案内に参加することはあったが、『学さるく』としてコース設定から関わったのは今回が初の試みとなるという。

 純心大イレブンの田中志乃羽さんは「自分も含めメンバーの多くが長崎市出身だが、講義を通して、地元の身近な歴史やスポットなど知らないことばかりだったことに驚いた」と振り返り、「今回はみんなで一つのコースを設定してみようということで、一番票が多かった『写真映え』をテーマにコースを組み立てた」という。

 本番を前に4月14日にリハーサルを行い、年数回「おそうじさるく」として地域のための取り組みを行っている十八銀行と親和銀行の行員も清掃活動を行いながら参加した。当日のスケジュール通り10時30分に崇福寺入り口を出発した学生らは、当日の手順を一つ一つ確認しながらコースを回った。3月17日にもリハーサルを行っていると言い、「初めてだったこともあり、手順などがうまくこなせずにうまくガイドすることができなかった。前回の反省を踏まえて今日はしっかりと流れを作ることができたので、本番では参加者の皆さんに楽しんでもらえるよう精一杯頑張りたい」と意気込む。「神社仏閣が好きなので、この企画が成功したら歴史ある道や小さな祠が点在する新大工裏エリアを中心とした自分の好きな場所でさるくのコースを企画してみたい」とも。

 当日は崇福寺を出発し、寺町通りや中通り商店街など閑静な長崎の裏路地を巡りながら美しい背景をバックに写真映えするスポットで写真を撮って回りながらゴールの眼鏡橋を目指す。長崎のお寺の豆知識など、さるくガイドならではのトークも楽しめる。

 開催時間は10時30分~12時30分。参加費は小学生以上800円。定員10人。申し込み・問い合わせは長崎さるく(TEL 095-811-0369、9時~17時30分)とホームページで開催日3日前の17時まで受け付ける。

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