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長崎・京泊の保育園で初のファミリーデー 企業主導型園として4月開園

切り絵を楽しむ参加者

切り絵を楽しむ参加者

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 6月15日、キッズハーバー保育園(長崎市京泊、TEL 095-801-2605)で開園後初となるファミリーデーが開かれ、園児4人とその保護者らが参加して交流を深めた。

給食の様子

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 4月1日に開園したばかりの同園は企業主導型保育園として運営。内閣府が2016(平成28)年度から行っている「多様な就労形態に対応する保育サービスの拡大を行い、仕事と子育てとの両立に資すること」を目的とした制度に基づく形態で、企業は認可保育園と同程度の料金で利用できる保育所を設置することができる。従業員向けの保育サービスをはじめ、園と提携契約を結ぶと他の企業も保育園をシェアすることができ、地域住民の利用も可能とすることで待機児童の解消が期待されている。

 父の日の前日となったこの日は、園児らが練習を重ねたという歌を披露したほか、親子で切り絵を使った作品作りを行ってプレゼントするなど、保護者らに園生活を通して成長した姿を見せた。同園園長の渡邊宏美さんは「初めての園内イベントで緊張しながらの開催だったが、参加者の皆さんに楽しんでもらえたのでよかった」と話した。

 昼には園児が普段口にしている給食が参加者全員に振る舞われ、同席した家族同士で談笑を交えながら舌鼓を打った。給食を担当する阿野真也さんが「当園の給食は子どもたちの健康に配慮し、全て無添加にこだわって園内で手作りしている。食育にもつながるよう、旬の食材や五節句といった風習も取り入れている。今日の給食にはちらしずしと煮物など和食を取り入れ、ごま豆腐も手作りしている」とあいさつすると自然と拍手が起きた。食後にはチーズケーキが振る舞われた。

 イベント終了後のスタッフミーティングで渡邊園長が「初めてのイベントを無事終えられてホッとしている。開園して2か月半がたち、園児や見学に訪れた親御さんから『雰囲気の良い保育園』と言ってもらえるようになった。雰囲気は日頃の積み重ねがつくっていくもので、お褒めの言葉をいただけるのはスタッフ一人一人の心がけが積み重なった成果」と話した。

 園では英会話や知育教育などにも力を入れ、多様性を身に付ける教育を目指していくという。0~2歳児の園児を募集しており、「保育園に空きがないなど、就業時間などの兼ね合いで受け入れ保育園がなく、待機児童で困っている方は気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。

 開園時間は7時~19時。

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