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長崎に往年のクラシックカー61台 異国情緒あふれる街並みを駆け抜ける

長崎駅前に現れた往年のクラシックカー

長崎駅前に現れた往年のクラシックカー

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 「ラリーニッポン2019イン九州」にエントリーした往年のクラシックカー61台が10月25日、長崎市内に次々と現れ、タイムスリップしたかのような光景が街往く人の目を楽しませた。

長崎駅前をさっそうと駆け抜けるクラシックカー

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 クラシックカーで日本の文化遺産などを巡りながら日本の美しさや魅力を世界に発信しようとラリーニッポンが主催して毎年開催している同イベント。今年は初となる九州を一周するコースでの開催で、今月23日に鹿児島を出発した一行は宮崎県、大分県を経由し、25日に熊本県阿蘇一帯を巡ってフェリーで有明海を渡り長崎県内に入っていた。その後、この日のゴール地点となるベストウエスタンプレミアホテル(長崎市宝町)を目指した。

 17時ごろから長崎駅前付近に姿を表したクラシックカーの車列には、最も古いもので1925年製のブガッティT35Aをはじめ、故・石原裕次郎さんが乗っていたというメルセデス・ベンツ300SLガルウィングやアストンマーチンDB5など1974(昭和49)年以前に製造された個性豊かな車が連なり、道行く人々は突如現れたクラシックカーの集団に驚きを隠せない様子だった。慌ててスマホを取り出しカメラに収めていた男性は「偶然、駅前にいたらクラシックカーが現れた。どれも世界の名車といっていい車ばかり。まさか長崎でこんな車を一堂に目にする機会があるとは思わなかった」と興奮気味に話す。

 ベストウエスタンプレミアホテルのエントランスには地階にある駐車場に収まらない大型のクラシックカーが並び、モーターショーが行われているかのような光景が広がっていたことから、車を見つけた愛好家らがカメラを向け記念撮影をする一幕も。

 ラリーニッポン代表の小林さんは「世界遺産もあり異国情緒溢れる景色や文化も素晴らしい長崎は必ずコースに入れたいと思い、1泊することに決めた。参加者にも長崎を通ることでこの街の素晴らしさを伝えたいと思った」と話し、「ラリーニッポンは世界遺産や日本の文化の素晴らしさあってこそ。『クラシックカー』という共通の趣味で参加する方やそこに関わる方々、地域の方々がつながりを楽しみ、改めて日本の素晴らしさを届けてくれる。今後、日本の中でも長崎を開催地とすることを前向きに考えている。実現できれば長崎の素晴らしいコースを回りたい」と笑顔を見せる。

 一行は最終日となる26日、同ホテルを出発し、最終のゴール地点となる舞鶴公園西広場(福岡市中央区)を目指して長崎、佐賀、福岡と九州西部を駆け抜けた。

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