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ローマ教皇にも献上 諏訪町・創作おはぎ専門店が開店3カ月、初の彼岸迎える

おはぎを手に笑顔を見せる松井さん

おはぎを手に笑顔を見せる松井さん

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 創作おはぎ専門店「天使ノオクリモノ」(長崎市諏訪町、TEL 090-1922-9667)が3月12日、オープン3カ月を迎え、初めての彼岸を迎える。

彩り豊かな創作おはぎが並ぶ店内

 店主の松井みゆきさんは会社員をしながら趣味で菓子作りをしていたが、昨年夏に首都圏で話題になっていた創作おはぎを知り合いからもらい、「彩り豊かなおはぎで幸せな気分にさせられた。長崎でもこんなおはぎが買えるお店があれば」と一念発起して脱サラして開店準備を始めた。

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 桜もち風に仕立てたおはぎや、緑豆きなこやナッツなどを使った鮮やかなおはぎが並ぶ同店。おはぎは作り置きができず、一度に作ることができる量も限られていることから、毎日朝と昼の2回に分けて仕込んでいるが、閉店前にはほぼ売り切れるほど人気ぶりとなっている。

 「全てオリジナルレシピの『進化系おはぎ』」と話す松井さん。「おはぎの定義は『もち米に餡(あん)をまぶしたもの』。昨今の和食ブームの影に隠れて和菓子は影が少し薄い」と言い、同店のスタンダードなおはぎにもオレンジピールを載せ、彩りと後味の爽やかさを感じられるよう工夫している。「見た目も味もひと手間加えて差別化し、和菓子のような見た目でかわいらしさを感じられるちょっとぜいたくな一品に仕上げている」と笑顔を見せる。

 1585年に4人の少年をローマ教皇グレゴリオ13世に諸見した天正遣欧少年使節を研究する「天正遣欧使節顕彰会」とのつながりから、「日本らしさや長崎らしさを感じられる和菓子として来日するローマ教皇への献上品に推薦したい」と声を掛けられた松井さん。昨年11月の来日の際に実現したことがきっかけでカトリックを彷彿(ほうふつ)とさせる「天使」を店名に入れ、「天使ノオクリモノ」にしたという。

 「写真映えする見た目に仕上げていることから、はじめは若者受けするのではないか」と考えていた松井さん。「オープンしてみると50代から70代にかけてのおしゃれな年配の方の来店が多い。男性客も多く、女性に贈ることを考えて選ばれているのではないか」と話し、「プレゼントを贈るようなすてきな方にも認めてもらえていることはうれしい。彩り豊かなおはぎが長崎にもあることを皆さんに知ってもらい、幸せな気分になれる方が1人でも増えれば」と意気込む。

 おはぎは単品で1個220円~260円で、定番のおはぎや桜もちのほか、季節限定のものが並ぶ。ローマ教皇に献上された「天魂日輪もち」(6個入り、1,620円)のほか、限定の季節のおはぎが入った9個入り(1,944円)のセットも。

 営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。春の彼岸に合わせて3月18日~24日に数量限定で浜屋百貨店でも販売会を行う。