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長崎県美術館に長崎をモチーフにした刺し子作品 就労支援施設の刺し子が制作

ミュージアムショップに並ぶ「nuno ito hari」のアイテム

ミュージアムショップに並ぶ「nuno ito hari」のアイテム

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 長崎県美術館(長崎市出島町)にあるミュージアムショップで9月1日、長崎の文化をテキスタイルで表現したブランド「nuno ito hari(ヌノイトハリ)」の販売が期間限定で始まった。

教会をモチーフにしたテキスタイルを施したポーチ

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 ローププロダクトやアクセサリー、ファブリック、刺し子を中心にデザインや生産から販売まで行う「stand firm(スタンドファーム)」(諫早市)が手掛ける同ブランド。同店が運営する就労支援施設「ASUTORUTE(アストルテ)」で「NAGASAKISASHIKO」をテーマに支援の一環で行っている刺し子制作による作品で、「長崎の魅力的な文化を身近に感じ、理解を深め人に伝えたくなる商品」を目指して開発。長崎の景色や自然、歴史的建造物などをモチーフにオリジナルのテキスタイルで描いた図柄のアイテムを展開。同店の商品はこれまでも「ナガサキ刺し子コースターキット」などで長崎デザインアワードを受けるほか、企業とコラボした雑貨類の開発も手掛ける。

 ミュージアムショップでは、教会や出島、眼鏡橋、おたくさ、雨、夜景、石畳、ロープウエー、ビワの9種類のテキスタイルが描かれたポーチやトートバッグなどを並べる。

 「『福祉事業所の作品』というラベルを外し、商品そのものに魅力を感じてもらえるものを作り、企業とつながることでいろいろな可能性があることを示したい」と意気込みを見せる同店のデザイナーでプロジェクトを担当する坂田祐子さん。「魅力的な地域の商品が並ぶミュージアムショップで取り扱ってもらえたことはとてもうれしい。長崎を離れて暮らす方にも地元を思い出す商品として手に取ってもらえれば」と笑顔を見せる。「地域の方を中心に愛される商品にしていきたい。地域の魅力が派生し歴史が継承されることにつながれば」とも。

 営業時間は10時~20時。第2・第4月曜休館。販売は11月末まで。

(9月17日:追記)新型コロナウイルス感染拡大防止のため、長崎県美術館は9月14日~18日まで開館時間が10時~19時となります。

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