長崎市梁川町に複合店「5LOGIC（ファイブロジック）」（長崎市梁川町）がオープンして1カ月を迎えた。

店の外観

　電気工事を中心に店舗デザインやリノベーションなどを手掛ける伍式（錦）の社長・木村宏継さんが「これまでの店舗改修の経験を生かしてリノベーションなどの展示をしつつ、提案などを行うことができる空間を作りたい」と立ち上げた同店。雑貨店の運営経験のある東さんと西町で美容室「Lien（リアン）」を営んでいた城さん、カフェの勤務経験のある松永さんを、それぞれ雑貨店「5LOGIC」、美容室「hair＋relaxation　Lien」、カフェ「路地カフェ」の責任者に迎え、新会社5LOGIC（梁川町）を立ち上げた。

　「店が見渡せるロフトを取り入れたい」と考えていた木村さん。ロフトを設置するために天井が高く3店舗を併設できる規模の物件を探し回り、以前は事務所として使われていた築40年以上の同ビルにたどり着いた。「年内に開業したい」と昨年8月、店舗の改修に着手し、12月3日にオープンを迎えた。

　雑貨店は東さんが以前から取引があったという波佐見焼の器や国内外から集めたという古着のほか、ポップテイストのインテリア雑貨などが並ぶ。

　美容室は窓からの光が降り注ぐ明るい雰囲気のカットスペースと城さんが「空間づくりにこだわった」という大きなポスターが飾られた個室のシャワーブースを備える。

　カフェは雑貨店を見下ろすロフトに設けられたイートインスペースで、「外はカリカリ、中はモッチリ」とした食感に仕上げた生地にアイスクリームとソースを合わせたワッフルと共に、カリオモンズコーヒー（時津町）のコーヒー豆を使ったドリップコーヒーやラテ、ソフトドリンクなどを提供する。今後はカフェメニューの拡大も予定。ドリンクメニューはテークアウトにも対応する。店内各所に観葉植物を置き、気に入ったものがあれば購入することもできる。

　「3店舗が入る複合店とすることで相乗効果もあるのでは」と話す木村さん。「交通量の多い幹線道路の路地裏に位置することから地元の新しいスポットとして、にぎわいのある場所にできれば」と意気込む。「今後はリノベーションの実績を見てもらいながら店内でリフォームの相談や打ち合わせもできるようにしていきたい」とも。

　営業は火曜～木曜の10時～19時（カフェは11時～18時）、金曜～日曜と祝日の11時～20時（カフェは12時～19時）。月曜・第3火曜定休。