長崎シークリーンが8月27日、阿保下海岸(長崎市以下宿町)で清掃活動を行った。
長崎大学職員のデミー博士こと出水享さんが2021年に立ち上げた同団体。3、4か月に1回、野母崎地区を中心に清掃活動を行ってきた。今年から長崎県愛護団体や長崎市市民活動センターの登録団体になっている。
今回の清掃活動では、同海岸を初めて清掃。6月に高浜子供育成会と合同で行った高浜海水浴場(高浜町)での清掃活動を知った市内の女性からの相談がきっかけといい、人の出入りが少なく消波ブロック内に漂着ごみがたまっている同海岸の清掃を決めた。
当日は、8時に女性の家族4人と団体のメンバー10人ほどが集まり90分ほど活動。3トントラック2台分ほどのごみを集めた。出水さんは、海岸に漁網や発泡スチロール、ペットボトルなどのプラスチックごみが多く流れ着いていることが分かると、驚く様子を見せた。
消波ブロックの中の清掃は初めてだったという出水さんよると、発泡スチロールなどの普段より大きなごみのほか、釣り客が多いスポットのそばにある同海岸ではさびたルアーなどの釣具も目立ったという。
同海岸で拾ったごみの特徴について、対馬の海岸を清掃したことがある参加者の一人は「対馬では外国語が書かれた流れ着いたばかりのごみが目立っていたが、同海岸では原型が崩れマイクロプラスチックになる一歩手前のプラスチックごみが多い」と話した。