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史跡・出島で謎解きイベント ボーイスカウト協力し歴史など楽しく学ぶ

ミニ出島を見学する様子

ミニ出島を見学する様子

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 国指定史跡「出島和蘭商館跡」(長崎市出島町)で1月22日、子どもたちに謎解きを通して歴史などを学んでもらうイベント「出島少年伝習所~シーボルトからの挑戦状~」が行われた。

開所宣言をするボーイスカウトのメンバー

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 出島は鎖国下の江戸時代、西洋に開かれた唯一の窓としてオランダとの貿易を行っていた場所だった。出島の向かいにあった長崎西役所に1855年、幕府海軍の士官養成のために開設された長崎海軍伝習所ではオランダの協力の下、海軍の知識だけでなく造船・医学・語学などを学ぶ場となっていた。当時、オランダから寄贈され、同所で訓練艦として使われていた観光丸は1987(昭和62)年、当時の図面や模型などを元にオランダで復元。現在は長崎港でクルーズ船として運航されている。

 イベントでは小学生を対象に出島にまつわる歴史を学ぶ謎解きと長崎港周辺のクルーズを行った。参加した6組の親子は13時30分、出島シアターに集合。運営に協力するボーイスカウトによる開所宣言の後、高井良肇所長が「仲間たちと交流を深めながら楽しく学んでほしい」とあいさつ。出島の歴史を紹介する映像を見た後、謎解きの暗号のかけらと最初の司令が発表された。

 各グループに1人付き添う「侍」の案内で司令に書かれた場所を訪れ、復元が進む出島の施設の案内を受けながら巡る。参加者らには訪れた場所でお題が出され、クリアすると次の司令を受け取ることができる。白チームは当時のオランダ商館長らが滞在した「カピタン部屋」、ミニ出島、旧出島神学校、銅蔵を周り、ボーイスカウトのメンバーの指導を受けながらロープのもやい結びや手旗信号、モールス信号について学んだ。最後のお題をクリアした参加者に暗号のかけらが手渡され、2チームが合流。全ての暗号のかけらを合わせると「観光丸に手紙を隠した」というメッセージが浮かび上がった。

 大波止ターミナル(元船町)に停泊する観光丸に集まった参加者は全員で手紙を探し、船室の脇に隠された手紙を発見。シーボルトからのメッセージを受け取った。高井良所長から一人一人に修了証が手渡された。緊張した面持ちで修了書を受け取った子どもたちだったが、「楽しかった」という感想も多く聞かれた。

 当日は天候が悪く、高波が予想されることから参加者は観光丸の向かいに停泊する観光船「マルベージャ」に移動。長崎港を出発して女神大橋をくぐり、神の島周辺までの約1時間のクルージングを楽しんだ。

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