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長崎ランタンフェスタ期間に「中国映画祭」-コメディー映画など3本上映

「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ」

「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ」

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 長崎歴史文化博物館(長崎市立山1、TEL 095-818-8366)は2月8日・9日・11日の3日間、「長崎・中国映画週間」を開催し中国映画3本を上映する。

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 3年前から毎年行われている同イベント。今年の開催日は1月31日~2月14日に行われる「長崎ランタンフェスティバル」期間中に当たり、中国本土で多くの観客を動員したコメディーなど3本を上映する。上映作品は以下の通り。

 「ロスト・イン・タイランド」(2012年、105分)は大ヒットを記録した低予算コメディー映画。ガソリンを3分の2入れたタンクにわずか2滴の添加剤を垂らせば満タンになる奇妙な発明品を巡り、隣国タイで繰り広げられる中国人男性3人のドタバタ珍道中。

 「北京ロマンinシアトル」(2013年、123分)はアメリカ・シアトルが舞台のラブコメディー映画。シアトルに来て出産準備をする裕福な主人公はお金が全てだと思っている。彼女は身の回りの世話をしてくれる周囲の人たちに傍若無人に振る舞うが、ある日突然極貧生活を余儀なくされる。彼女を支える運転手のフランクの優しさに次第に心を引かれていく主人公。海外のパスポートを入手するために海外で違法出産する中国人女性が激増しているという社会問題が背景にあるという。

 「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ」(2013年、112分)は中国人青年たちのヒューマンストーリー映画。時代は1980年代の中国。貧しい農村出身の青年・成冬青は二浪の末にやっと大学に入学。そこで後に親友となる2人の青年に出会う。3人はいつかアメリカ留学することを夢見て勉学に励むがビザが取れたのは一人だけ。中国に残った成冬青は大学講師になったがやがて首になる。生活のために始めた英語の個人授業が評判になり生徒が激増し成功するが…。同作にも中国の競争社会、貧富の差の問題が背景にある。

 2月8日13時から日中友好映画祭実行委員会による舞台あいさつ。13時30分~「アメリカン・ドリーム…」、16時~「北京ロマン…」。9日は11時~「ロスト・イン・タイランド」、16時~「アメリカン・ドリーム…」。11日は13時~「北京ロマン…」、16時~「ロスト・イン・タイランド」を、それぞれ上映予定。各回とも30分前に開場する。

 単独チケット(1作品のみ観覧可能)は500円、フリーパスチケット(会期中全作品観覧可能)は前売り800円(当日1,000円)。チケットの販売は同館で行うほか、フリーパスチケットは浜屋プレイガイド、チケットぴあ、ローソンチケットで扱う。同館の前田真希さんは「昨年も好評だった。中国映画はなかなか見る機会がないので、ぜひ楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

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