長崎の焼き小龍包専門店「チャイデリカ」(長崎市銅座町、TEL 095-870-7443)が11月21日、中華粥(がゆ)の新メニューの提供を始めた。
長崎県産の米を使い日本のお粥とは違う製法で鶏ガラと海鮮ベースで炊かれた中華粥の種類は、海鮮野菜粥(590円)、鶏ときのこの粥(490円)、鶏がゆ(ザーサイ付き)(380円)の3種。トッピングに、レタスや揚げたワンタンの皮を載せる。新メニューに合わせて、中華粥と焼小龍包をセットにしたランチも登場した。
新メニュー開発にあたり、同店ブログやツイッターで参加者を募り試食会を実施。試食会では、海鮮粥、野菜粥、きのこと鶏の粥、豚肉とピータン粥の4種類を提供し、参加者43人からアンケートを取った。海鮮粥と野菜粥の人気が高く、「この2つを一緒にしたら」という意見を反映し、野菜の量を増やして海鮮野菜粥が生まれた。豚肉とピータン粥も支持が高かったが、ピータンが苦手な人も多く不採用になったという。
和田留維社長は「鶏の粥は中国では定番のメニュー。試食会の評判も良く新メニューとして活躍してくれそうで期待している。これから寒くなる季節に体が温まる中華粥をどうぞ」と来店を呼び掛ける。
和田さんは中国ハルビン出身の中国人女性。今年7月に同店をオープンしてから4カ月がたった。「焼き小龍包(ショウロンポウ)は焼きギョーザとは違うのですか?と聞かれることも多いが、一度食べた人が再来店してくれるなど、お客さまの反応を直接知ることができてやりがいがある。これからもメニューの幅を広げていきたい」と笑顔で話す。
営業時間は11時~21時30分(日曜・祝日は20時まで)。