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長崎新地中華街の「中秋節」始まる-初日はあいにくの雨

四門下祭壇のお供え物に竹芯香(竹ひご線香)を手向ける若いカップル

四門下祭壇のお供え物に竹芯香(竹ひご線香)を手向ける若いカップル

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長崎新地中華街で9月22日、第6回「中秋節」が24日まで3日間の日程で始まり、初日は途中からあいにくの雨に見舞われた。

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中秋節は中国の三大節句の一つ。日本では「お月見」をする風習が広く浸透しており、この時の月を「中秋の名月」などと呼ぶ。

実行委員会関係者の話によると、夏場から秋にかけてのこの時期は、10月7日から行われる長崎諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」まで大きなイベントがないため、このタイミングで中華街らしい「中秋節」を新たなイベントにしようと6年前から始められたという。

もう一つの節句「春節」に合わせて行われる「長崎ランタンフェスティバル」は全国的にも有名。ランタンフェスでは「赤いちょうちん」を飾るが、中秋節では「黄色いちょうちん」を飾る。期間中、十字路の上空は黄色いちょうちん(ランタン)で鮮やかに彩られている。

中秋節の名物になっている「100円ちゃんぽん」(先着600人)には例年通り、多くの人が集まった。昨年までは湊公園で振る舞っていたが、運営上の負担が大きいことから、今年から「クジ引きで実際に食べる店を選ぶ」スタイルに変更。参加者はクジで店が決まると、引換券をもらってお目当ての店を目指し中華街へ向かう。

そのほか、中国獅子舞の披露や龍踊り、二胡演奏、ヒョウタン笛の演奏など、普段では見られないイベントが行われる。中華バーベキュー炭火焼き肉は2人前2,000円で提供する目玉企画だ。期間中、中華街の出口4カ所に設置された四門下祭壇でスタンプを集めた各店利用客に月餅(げっぺい)を進呈している。

開催時間は17時~21時。

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