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長崎にマクロビオティック主力のカフェ-元福祉支援員女性が起業

店主の山口さん「食事は楽しんで食べるのが一番

店主の山口さん「食事は楽しんで食べるのが一番

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 長崎市出島に6月20日、マクロビオティックをメーンにした「カフェ ユラク」(長崎市出島町、TEL 095-895-7806)がオープンした。

日替わりのメニューパン+スープ「天然酵母パンときゅうりと豆乳のスープ」

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 穀物菜食を中心に、オーガニック素材を使った天然酵母パンとスープのワンプレート日替わりメニュー、天然酵母のピザ(以上600円)、はちみつマフィン(350円)、茶レンズ豆の白葛玉ぜんざい(300円)、コーヒーなどの飲み物を提供するほか、ビールや日本酒などこだわりの酒も用意する。

 店舗面積は9坪で、カウンター6席、テーブル4席。カウンター席からは、眼下に史跡出島のオランダ商館や路面電車が行き交う風景を眺めることができる。

 店主の山口昌子さんは、今年3月まで約19年間、諫早市の知的障がい者施設で支援員をしていたが、昨年12月に退職を決意し2月に店を出すことを決めたという。「3年前に母が病気になり食事の大切さに気づき、マクロビオティックを1年間学んだ」という。10年ほど前から、いずれ何かをしたいと考え、パン作りなども学んできた。店で提供するパンは、全て山口さんの手作りだ。

 店名の「ユラク」の由来は、「愉快に楽しい」から名付けた。マクロビオティックを習い始めた当初は、毎日の食事の原材料や調理法などを考慮することに重きを置いていたが、「それよりも、楽しんだり感謝したりし食べる方が身体に大事だと考えるようになった」という。

 「まだまだメニューは少ないが、まずはみなさんにユラクを知っていただきたい。自然の野菜のおいしさを味わって、ゆっくりくつろいでほしい。いずれ店内に障がい者の作品を普通のアーティストの作品として置きたい」と目を輝かせる。

 営業時間は11時30分~19時。定休日は第1・第3月曜日。

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