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長崎駅近くの「書道スタジオ」で書き初め大会-オリジナル書道具も新発売

「書き初め大会」のミニのぼりを持つ店主の福山嘉人さん

「書き初め大会」のミニのぼりを持つ店主の福山嘉人さん

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 書道スタジオ「スタート」(長崎市中町、TEL 090-9797-3505)で1月1日から「書き初め大会」が開かれる。

有田焼硯セット「花陶硯」

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 店主の福山嘉人さんが昨年2月に開業した同店。「誰もが手ぶらでいつでも気軽に書道を楽しめる場所」というコンセプトでスタートしたが、「当初はなかなか来客がなかった」と振り返る。福山さんは「どうしたら書道を楽しむ人が増えるか」と模索しながら、親子で楽しめる「へのへのもへじ選手権」を開いたり、写経教室や書道家を招いて講座を開いたり、自身がほかのイベントに出掛けて書道の楽しさをアピールするなど地道な努力を続けた結果、現在は多くの人が同店を利用している。

 「書道スタジオStartの書き初め大会2015」と名付けられた同イベントは、元日から4日までの各日10時~17時開催。通常は利用時間に応じて料金が発生するが、誰でも手ぶらのまま無料で書き初めを楽しめる。「ルールは特にない。新年から筆と墨で文字を書くというシンプルなイベント。道具は全て用意しているので、家族やカップル、一人でも気軽に立ち寄ってほしい」と福山さんは参加を呼び掛ける。有料で色紙や長崎凧(ハタ)に書き初めすることもできる。

 1月1日は「TOSAKA COFFEE」「山口製茶」、「書家・寵瑛さん」「東坂茶園」(以上2日)、「カフェユラク」「木々-kiki-」(3日)、「カリオモンズコーヒー」「侍アーチスト進之助さん(似顔絵)」(4日)などのゲストパフォーマンスや茶屋・カフェの出店も予定する。

 同店は「よしだ書道具店」(佐賀県有田町)と共同開発したオリジナルデザインの有田焼硯(すずり)セット「花陶硯(はなとうけん)」を元日に新発売する。通常の黒い硯ではなく、有田焼で作られた白い硯の側面や裏面に同店オリジナルデザインの模様を施す。セットには硯のほか、黒以外の色を楽しめる彩墨(さいぼく)と化粧筆のように毛先部分が収納できる小筆を同梱する。彩墨の色ごとに「珊瑚(さんご)色」「古代紫」「水浅葱(みずあさぎ)」「仙人」「松葉色」の5種類のセットを用意。コンパクトな黒い収納ケースに入れて販売する。セット価格は各色8,748円(硯単品は4,860円)。ケースのサイズは約5.8センチ(幅)×約12センチ(奥行)×約3.8センチ(高さ)。

 福山さんは「たくさんの店や作家さんに協力してもらった福袋も用意できた。2015年の元日は、書き初めして、おいしい日本茶やコーヒーを飲んで、福袋もゲットしてスタートしてもらえれば」とほほ笑む。

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