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長崎・野母崎唯一の洋菓子店が1周年 記念イベントも

(左から)店主の江崎さんとパティシエの小川さん

(左から)店主の江崎さんとパティシエの小川さん

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 軍艦島が見渡せる野母崎の海岸線沿いにある地域唯一の洋菓子店「sourire×sourire(スリール・スリール)」(長崎市南越町、TEL 095-893-1950)で4月3日~5日、オープン1周年記念イベントが開催される。

人気の「野母んブラン」と「田ノ子島颪(おろし)」

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 調理師学校の同級生だった江崎貴之さんと小川兼太さんが昨年3月14日にオープンした同店。店名の「スリール・スリール」は「笑顔」を意味するフランス語から名付けたという。

 店舗の外観は「個性的な外観にしたい」と鮮やかなオレンジ色が目を引く海運用コンテナを使って仕上げ、内装は船舶用の窓などを使い遊び心あふれるデザインを施した。イートインスペースは、軍艦島や野母崎の美しい海を見ながらスイーツやコーヒーを楽しめるよう店の配置にもこだわり、ハイルーフの車が駐車しても視界を邪魔しないよう床を上げるなど工夫を凝らず。

 店の前に広がる海ではオープン直前の昨年2月、突如店の前にイルカの群れが現れ、オープン後も何度か姿を見せているという。

 1周年を迎え、江崎さんは「大きな広告・宣伝活動を行っていないにも関わらず、県内だけでなく佐賀や福岡からもお客さまに来ていただいている。地元の方にも『孫が訪ねてくるから』とケーキを買いに来たり、バースデーケーキを注文したりしてもらうなど地域の洋菓子店として活用いただいている」と話す。

 小川さんによると、和栗の風味を生かしながら白あんを加えてさっぱりと仕上げた「野母んブラン」と、フランス産の栗にダークチョコを合わせた「田ノ子島颪(おろし)」の2種類のモンブランが人気という。「モンブランにも種類があり、特色ある2種類を用意することで好みに合わせて選んでもらいたい」と小川さん。「週末は来店を見越して多くのケーキを用意しているが昼過ぎに売り切れてしまうこともある。ありがたい限り」と笑顔を見せる。

 江崎さんは「野母崎の美しい景色と海、天気や時期で表情を変える軍艦島の姿などロケーションに恵まれた場所を生かしてこれからも地域を盛り上げていければ」と意気込む。

 イベントでは全商品を割引価格で販売するほか、先着客を対象に抽選会も行う。営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。水曜定休。

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