長崎県庁坂下に猫カフェ「猫家 ふく福」-里親探しの役割も

猫スタッフの「はなちゃん」とオーナー店長の平田美由紀さん

猫スタッフの「はなちゃん」とオーナー店長の平田美由紀さん

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 長崎県庁坂の近くに7月28日、猫カフェ「猫家 ふく福」(長崎市江戸町、TEL 095-895-9416)がオープンした。

猫カフェ「猫家ふく福」の猫フロア

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 店舗面積は29坪。店内を2フロアに仕切り、入り口付近にカフェフロア、奥に猫に癒やされるフロアを設ける。奥の部屋で、3匹の猫スタッフ(はなちゃん、ヴィーちゃん、すみれちゃん)が出迎える。

 猫スペースは和風のインテリアでコーディネート。小上がりやソファに腰掛け、かもいやキャットタワーの高低差を利用して遊ぶ猫の姿を見ることができる。猫じゃらし、「くるねこ」「チーズスイートホーム」などの猫漫画や雑誌、猫のガチャポンなども置く。

 はなちゃんはオーナー店長・平田美由紀さんの飼い猫だが、ヴィーちゃんとすーちゃんは「長崎猫の会」の紹介で一般から里親探しを委託(1カ月1,000円)されている猫。同店で仲良くなった猫を里親として引き取ることもできる。猫たちにとっては、新しい家族との出会いの場ともなる。同店では、最大9匹までを預かる体制を整えている。

 20歳になる猫とずっと暮らしてきて「仕事にするなら猫と一緒にできれば楽しい」と漠然と考えていたという平田さん。昨年9月に長崎市男女共同参画センターが主催した「女性のための起業支援セミナー」に参加して背中を押された。猫カフェや長崎の猫事情について調べているうち、猫の里親探しをしている「長崎猫の会」のブログに出会い、力になりたいと考えたという。

 「長崎は猫が多いから猫カフェははやらないと話す人もいるが、長崎は猫好きが多い街。ここは猫を飼いたくても飼えない人、飼い猫がいても他の猫に会いたい人が安心して遊べる。大人の猫の里親は見つかりづらいので、ここで新しい出会いが生まれればうれしい」とほほ笑む。

 料金は1時間1,000円(要1ドリンクオーダー)。11時~12時受け付けは1時間700円(同)、17時以降はフリータイム2,000円(同)。飲食はカフェフロアが基本だが、希望により猫フロアへ持ち込むこともできる。オープンを記念して8月14日までパスポートを販売。3カ月5,000円、6カ月7,500円、1年1万2,000円。パスポートの使用は1日1回に限定する。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。

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