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長崎に「みんなが伊達直人」サイト-寄付する人と寄付を望む団体をマッチング

寄付する人と寄付を望む団体をマッチングさせる「みんなが伊達直人。プロジェクト(仮)」サイト

寄付する人と寄付を望む団体をマッチングさせる「みんなが伊達直人。プロジェクト(仮)」サイト

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 長崎の任意団体「naagle(ナーグル)」(長崎市出島町)は2月11日、長崎市内に寄付文化をる目的で「みんなが伊達直人。プロジェクト(仮)」を立ち上げ専用サイトを開設した。  

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 同サイトでは、長崎市内で子どもに関する活動をしているNPO団体を紹介し、その団体が具体的にどんな寄付を望んでいるかを具体的に明示する。閲覧者は登録団体がどんな活動を行い、どんな寄付を望んでいるかを知ることができる。両者が欲しい情報をマッチングさせることで、必要な場所に必要なものが届くことを後押しする。  

 タイガーマスクの主人公、 伊達直人を名乗って寄付する人が増えている現在の状況を、「一過性のブームで終わらせず、寄付文化を定着させたい」との思いから長崎市の会社員、 関根志朗さんが発案し、ナーグルがサイトを開設。長崎市市民共同推進室が運営する長崎市市民活動センター「ランタナ」の協力を得てサイト開設にこぎ着けた。  

 同サイトに団体登録の申し込みを行うと、ナーグルが公的機関などへ団体情報や活動内容を問い合わせ、信頼性や実績を確認・検討したうえで掲載を決定する。その後、掲載内容を打ち合わせ情報公開となる。  

 現在登録されているのは、子育て広場の運営や子育て相談を行っているNPO団体「インフィーニティー」で、同団体に寄付すると実現できる活動内容を具体的に紹介。一例として、3,000円寄付すると子育て広場で使うおもちゃの購入費に、5,000円で地域の安全マップ作成時の材料購入費に、それぞれ充てられる。寄付の振込先も掲載。寄付を受けた登録団体には、その寄付をどう使ったかを報告することも推奨し、ホームページなどがない団体については同サイト内で活動実績を紹介するコーナーも設ける。

 「寄付をしたい人や寄付を受けたい団体を応援することで、誰でも当たり前のように寄付ができるようになればいいと思った。子どものためのNPO団体がさらに地域貢献できるようになれば、長崎がもっともっと明るく楽しい街になっていくのでは」と関根さん。  

 登録を希望するNPO団体は、同サイトのメールフォームから申し込みを受け付ける。

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