草野仁さん長崎市科学館で工作体験-スターシップフェスタで童心に

「私が作った方がいい音がした」という水笛を作る草野仁さん

「私が作った方がいい音がした」という水笛を作る草野仁さん

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 長崎市科学館(長崎市油木町)で開催されている「トリックアート展」と「スターシップフェスタ」に5月1日、同館名誉館長の草野仁さんが訪れ、子どもたちと一緒に遊び体験を楽しんだ。

トリックアート展の恐竜の絵の前で記念撮影に応じる草野さん

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 スターシップフェスタは、いろいろな工作や実験を通して子どもたちに科学を身近に体験してもらうイベント。工作室で空フィルムケースを使った水笛を作り、実験室では香り付きの入浴剤や芳香剤を作るなど、草野さん自ら一つひとつの工作に挑戦。係員の指示に従い、真剣なまなざしで水笛や紙細工の恐竜を作っていた。

 トリックアート展では、遠近法や陰影法を使って立体的に描かれた作品27点を展示。説明員の解説にうなずき、絵をのぞいたり、だまし絵の横でポーズを取るなどファンサービスをしながら熱心に視察した。

 草野さんは昨年4月に同館の名誉館長兼アドバイザーに就任。今年3月に来館視察する予定だったが東日本大震災のため延期となり、今回が1年ぶりの来館となった。

 「昨年に比べ客数が増え子どもの顔が輝いていたのを見てうれしく思った。子どもたちにとって、遊び体験を通して理科や科学の面白さを伝えるいい刺激になると思う。私もだんだん引き込まれて童心に戻って楽しんだ。トリックアート展にはモナリザから見つめられたり、恐竜に頭をかじられたりするなど、飽きさせない楽しさがいっぱいある。これからもみなさんに来てもらえる科学館にしていきたい」と感想と抱負を述べた。

 開館時間は9時30分~17時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。料金は、高校生以上=500円、3歳~中学生=300円。トリックアート展は5月8日まで。5月の休館日は9~11日、16~18日、23日、30日。

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