武田鉄矢さん、長崎・亀山社中記念館名誉館長就任-熱弁トークも

大河ドラマ龍馬伝のエピソードを語る武田鉄矢さん

大河ドラマ龍馬伝のエピソードを語る武田鉄矢さん

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 長崎市亀山社中記念館(長崎市伊良林2)名誉館長に就任した武田鉄矢さんが1月22日、メルカつきまち(長崎市築町)でトークショーを開いた。

亀山社中記念館就任式後に風頭公園の坂本龍馬像前で長崎龍馬会メンバーとともに記念撮影

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 進行役の合田敏行NHK長崎放送局長の「勝先生お願いします」という呼び声で入場した武田さんは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の話を中心に、海舟役のせりふを臨場感たっぷりに再現したり、坂本龍馬と長崎に関連する歴史的事実を武田さん風に解釈した話を披露したりするなど、熱心な龍馬ファンならではの話を繰り広げた。

 今回の就任式とトークショーが今年の仕事初めだという武田さんは、就任式で「全国およびアジアの人に龍馬を感じてもらう新たな企画を考え、長崎の小さな記念館から龍馬の夢の続きを発信していきたい」と意気込みを語った。長崎市民に向けては、「『もってこい(アンコール)』の掛け声がたくさんかかるよう頑張りたい」とメッセージを伝えた。

 トークショーで長崎について、「龍馬が海舟と長崎に来たとき、希望で胸が張り裂けそうだっただろう。その思いで長崎の空を見上げて見える雲が海を越えてユーラシア大陸から流れて来たと思うと、その壮大さにうっとりする。僕にとって長崎の雲は世界遺産」とも。田上富久長崎市長は「名誉館長に就任していただきほんとに良かった。亀山社中に新たな方が加わることで、もっと輝きが増す」と期待を寄せた。

 館長就任にあたり、20年以上前に土佐で約1カ月映画ロケをしたときに地元の人から譲られた龍馬の肖像画を同館へ寄贈した。武田さんが龍馬や勝海舟を演じる時に広げて語りかけるなど、芸能生活の旗として大切にしていたが、「これからは龍馬好きの青年たちの力にしてほしい」と寄贈を決意したという。肖像画は同館で一般公開される予定。

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