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長崎舞台の映画「いろは」県民キャスト22人が決定 地元ロケに意欲

県民キャストらとの集合写真

県民キャストらとの集合写真

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 来秋公開予定の映画「いろは」の県民キャスト22人が決まり、コワーキングスペース「ダイアゴナルラン長崎」(長崎市油屋町)で9月28日、お披露目会が行われた。

撮影に向けて意気込む田川さん

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 佐世保市出身の映画監督・横尾初喜さんが手がける同作。横尾監督は「映画製作を通した長崎県の地域創生を目指したい」と、オール長崎での継続的な作品作りに向けて「BLUE.MOUNTAIN」(大村市)を2022年に設立。スタッフ、キャスト共に長崎県在住・出身者にこだわり、同じく長崎県内で全編ロケが行われた映画「こはく」(2019)、「こん、こん。」(2023)に続く3作目のオール長崎映画となる。

自分のことが嫌いな主人公「いろは」が、ある出来事をきっかけに姉・花蓮と3人の男性を探して長崎を旅し、対極の性格だった2人が互いに似た者同士の自分自身だったことに気づいていくロードムービー。

 9月22日・23日に大村市と佐世保市で行われた県民オーディションには、0歳から84歳までの県民271人が応募。実際のせりふを使って選考した。

 お披露目会では出演者がステージに上り、演じる役柄とともに紹介。横尾監督は「オーディションではたくさんの方の熱量を感じた。みんなの思いが詰まった作品になるのでは」と期待を込め、「お祭りのような気分で楽しみながら挑戦してほしい」とエールを送った。

 前作「こんこん。」に出演したことで「役者の道に再挑戦したい」と応募した佐世保市在住の田川隼嗣さんは主人公が探す男性の一人に決定。田川さんは「長崎の魅力を世界に発信できるような作品になれば」と意気込む。

映画は10月下旬にクランクインし、11月までヒルトン長崎(尾上町)や諫早ゆうゆうランド干拓の里(諫早市)など県内各地で撮影。2025年秋に全国公開を予定する。

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