長崎市立図書館で「平和祈念展」-東京の資料館の全国巡回展で

引き揚げ者が収容宿舎に忘れ置いた飯ごうなど

引き揚げ者が収容宿舎に忘れ置いた飯ごうなど

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 長崎市立図書館(長崎市興善町、TEL 095-829-4946)で10月12日から、「平和祈念展in長崎」が開催される。主催は平和祈念展示資料館(東京都新宿区)。

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 同資料館は総務省の委託を受け、日中戦争や太平洋戦争が残した悲劇や労苦の歴史を後世に伝えるために、戦争体験者の証言や関連する資料などを収集し無料で展示している施設。全国で所蔵資料や写真などの展示会を開催している。

 今回の展示では、同資料館が所蔵する資料のほか、戦後、多くの引き揚げ者を受け入れていた佐世保引揚援護局ゆかりの資料も展示。同局の元職員、白川法光さんが引き揚げ者から託された貨幣や佐世保市針尾の収容宿舎に忘れられた飯ごうや汁わんなども紹介する。

 同資料館の編田博子さんは「長崎にゆかりの資料など合わせて約100点を展示する。今の平和は戦争の時代を生きてきた人たちの苦労があったからこそ。ぜひこの機会に一人でも多くの人に見に来てほしい」と話す。

 開館時間は10時~20時(16日は16時30分まで)。入場無料。今月16日まで。

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