長崎歴史文化博物館に「長崎奉行所・大河ドラマ館」-50作記念で

50年間の作品ライブラリーがズラリと並ぶ会場

50年間の作品ライブラリーがズラリと並ぶ会場

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 長崎歴史文化博物館(長崎市立山1、TEL 095-818-8366)に2月11日、長崎奉行所・大河ドラマ館が新たにオープンした。

「あなたが歴史上の人物だったら」変身を楽しむ来館者

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 同展示はNHK大河ドラマ50作を記念した企画展で、1963(昭和38)年「花の生涯」から2011年の「江」までの50作の歴史を総括した内容。戦国時代の大河、姫たちの大河、幕末の大河などのコーナーに分け、ドラマの魅力を体験・参加できる工夫を施す。

 大河ドラマの歩みを伝える50作品の歴史年表やアーカイブ映像、ドラマで使用した織田信長や豊臣秀吉、徳川家康のよろいかぶとなどの小道具の展示のほか、姫たちが着用した衣装を着て写真撮影するコーナーも用意。奉行所ならではの空間を利用し、忠臣蔵の「松の廊下」も再現した。奉行所内のお白洲では地元劇団による忠臣蔵をテーマとした寸劇を行うほか、最新技術を応用した顔認証システムを使ったゲームで大河ドラマの主人公に変身することもできる。ドラマシアターでは、大河ドラマにゆかりの深い数名の出演者のインタビュー映像も流す。

 歴史資料展示では5月16日まで、「第1期 江の時代と長崎」をテーマに、豊臣秀吉朱印状「刀狩り令」の実物資料、江の姉淀君の大阪の陣関係資料、織田信長とキリスト教の関係資料など、博物館ならではの実物の歴史資料も展示する。

 同館広報担当の向井さんは「先日まで開催していた龍馬伝館には、たくさんの方に来ていただいた。この流れを継承し、皆さんの期待に応えたいという思いで実現した企画展。これからさらに充実していくので、ぜひ来館してほしい」と話す。

 開館時間は8時30分~19時。第3火曜休館。大河ドラマ館観覧料は、大人=500円、小中高生=250円。10月30日まで。

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