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「へのへのもへじ選手権」、長崎の老舗文具店で一般投票始まる

「へのへのもへじ」に挑戦する宮崎瑠優さんと父の良太さん。

「へのへのもへじ」に挑戦する宮崎瑠優さんと父の良太さん。

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 みらい長崎ココウォーク(長崎市茂里町)で6月2日に行われた「第1回へのへのもへじ選手権in長崎」参加作品56点が石丸文行堂本店(浜町)の特設会場に掲示され、6月4日から一般投票を受け付ける。

石丸文行堂本店地階の特設会場

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 ココウォークの特設会場では2日10時から、家族連れを中心とした参加者が、用意されたカラフルな墨汁を前に思い思いのスタイルで「へのへのもへじ」を描いた。選手権参加には500円が必要だが、「へのへのもへじ」自体は無料で描くことができる。選手権に参加しない作品は新聞紙にくるんで参加者が持ち帰った。

 長崎市在住で小学2年の宮崎瑠優(るう)さんは、父の良太さんと一緒に「へのへのもへじ」を楽しんだ。瑠優さんは「筆で描くのは楽しい。『へのへのもへじ』にちょっと舌も描いてみた」と話す。「娘が自分からやりたいと言い出した。ピアノやダンスなど好奇心が強いので好きなことは伸ばしてやりたい。選手権には出ないが、いい思い出になった」と良太さん。18時のイベント終了までに選手権に参加した人は全部で56人。多くが小学生以下の親子連れだが、中には一筆一筆をゆっくり真剣に描く大人の姿も見られた。選手権に参加する作品を持った参加者をスタッフがチェキで記念撮影し、出来上がった写真は掲示用のボードに貼り出した。

 選手権参加作品は6月4日~30日、石丸文行堂本店地階の特設会場に展示し、一般来店客による投票(1人1票)を受け付ける。最優秀賞1人に「石丸文行堂商品券5,000円分」を贈呈。優秀賞(10人)と墨運堂賞(5人)も用意。結果発表と表彰は7月7日に行う。

 石丸文行堂本店長の西田隆治さんは「老若男女誰もが楽しく参加できる素晴らしいイベント。われわれもちょうど創業130周年を迎え、月2回の朝活勉強会など新しい取り組みを始めたばかり。『へのへのもへじ選手権』のような有意義なイベントは全力で応援したい」と話す。

 イベントを主催した「書道スタジオ Start」店主の福山嘉人さんは「当初200人まで参加者を予定していたが、皆さんの協力で50人を超え1回目としては大成功。実際にやりながら気付いたこともたくさんある。これからも試行錯誤しながら、応援してくれる人たちと一緒に大事に育てていきたい」と振り返る。第2回は6月30日、ガリバー長崎時津店(時津町)で予定する。

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