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長崎で震災関連イベント-慰霊祭、朗読、チャリティーイベント

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 東日本大震災が発生した3月11日前後、長崎市内では関連イベントが多数予定されている。

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 住吉中央公園(長崎市住吉町)では「私たちにできる温かい手づくり慰霊祭」を開催。献花や募金を受け付けるほか、20組のグループがダンスや合唱・演奏などを行い追悼の気持ちを天へ送る。最後は全員で手をつなぎ「上を向いて歩こう」を合唱する予定。実行委員長の佐々木俊美さんは「震災被災者や犠牲者のことを忘れず、今私たちにできることをしようと話し合った結果、小さくても心のこもった慰霊祭をすることにした」と話す。開催時間は11時30分~19時。

 カフェ豆ちゃん(東古川町、TEL 095-825-4455)では14時30分から、「3・11朗読と音楽の昼ジャズ」を開催。ジャズ演奏のほか、フリーアナウンサーの原野淳子さんが河北新報に掲載された震災支援を受けた小学生の詩「ありがとう」などを朗読する。店主の吉田さんは「まだ何も解決していないことを、あらためて確認する日になる」と話す。

 出島ワーフ(出島町)では、市内飲食店経営者らが主催するチャリティーイベント「東日本大震災復興支援プロジェクトRAINBOW OF HOPE(レインボーオブホープ)」を開く。今回で4回目。会場に祈りを込めたキャンドルをともし、3店舗でカクテルサービス、フードサービス、音楽ライブを提供する。開催時間は18時~21時。前売り券は3,000円(当日3,500円)で、売り上げは全額被災地へ寄付する。実行委員の一人は「『ちょっと、ずっと、きっと』を合言葉に継続的に支援していきたい」と力を込める。問い合せはR-10(TEL 095-824-6615)まで。

 タイピントギャラリー(樺島町、TEL 095-825-4777)では3月9日から、東日本大震災被災地チャリティー「あなたのふる里に花束を!長崎展」を開催。賛同者から集まった写真、書、絵画、陶芸、漫画など約80点を展示販売する。売り上げは震災孤児のために寄付する。時間は10時~18時。22日まで。

 各主催者に共通しているのは「私たちにできることを」という点だ。長崎市は震災被災地から遠く離れているが、長崎大水害を経験し全国から支援を受けた経験があるだけに息の長い復興支援に心を向ける人は多い。

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