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長崎・弁天町「パティスリーフェリーチェ」が13周年 感謝祭イベントも

来店を呼びかけるスタッフ

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 長崎市弁天町にある洋菓子店「パティスリーフェリーチェ」が7月で13周年を迎える。

13周年を迎えるパティスリーフェリーチェ

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 店主の江原保史さんはもともと料理が好きだったことから、料理人を目指そうと関西の調理師専門学校に進学。在学中に学んだ洋菓子作りに魅力を感じ、パティシエ志望に転身。修業を積むため関西の個人店や小規模店で働いた後、長崎に帰郷し和洋菓子職人として働いていた。

 2009(平成21)年、実家に隣接する物件が空いたことから独立を決め同店をオープンした。昨年から長男の翔太さんもパティシエとして店を手伝う。翔太さんは高校卒業後、パティシエを目指して東京の専門学校に進学していたが、「当時、成績は振るわなかった」と振り返る。卒業後は都内の洋菓子店で働いていたが退職し、知見を深めようと全国の洋菓子店を巡った後、父が経営する同店に入った。

 翔太さんは昨年から、毎年6月に長崎県洋菓子協会が開催するコンテストにも出場。ホールケーキの見た目や味を競うグランガトー部門で昨年は銀賞、今年は金賞を受賞し、今秋開催の全国大会に当たる「ジャパンケーキショー東京」への出場を決めている。

 13周年を記念して7月9日、稲佐本店で「感謝祭」を行う。当日は、モンブランやタルトなどのショートケーキを通常価格のほぼ半額となる350円で販売。缶パフェも540円で販売する。昨年は翔太さんがSNSで告知したところ過去最高の来店があったという。15種類ほどのケーキを計4000~5000個ほど用意し、翔太さんが手がけたオリジナルケーキ「稲佐山」や「レアチーズ」なども並べる。翔太さんは「感謝祭はもともと、日頃から来店してもらっている方々に感謝の気持ちを込めて特別価格で提供していた。イベントを通じてより多くの人に店の味を知ってもらい、ケーキを食べてもらうきっかけにしていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時30分~19時30分。

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