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長崎・チトセピアホールで映画「人生フルーツ」上映会 キネマ旬報文化映画1位

津端修一さん、英子さん夫妻   ©東海テレビ放送

津端修一さん、英子さん夫妻   ©東海テレビ放送

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 長崎市チトセピアホール(長崎市千歳町)で2月10日、ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」が上映される。

自宅でくつろぐ津端夫妻

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 同作は東海テレビ放送が手掛けるドキュメンタリー劇場の第10弾。愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウンの中にある雑木林に囲まれた木造住宅に住む建築家・津端修一さん(90)と妻の英子さん(87)の暮らしを、女優・樹木希林さんのナレーションで紹介する。「2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン」で文化映画部門1位を受賞した。

 かつて日本住宅公団のエースと呼ばれていた修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきた。1960年代に風の通り道になる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画したが、経済が優先されて理想とは程遠い無機質な大規模団地が完成する。それまでの仕事から距離を置いて自身が手掛けたニュータウン内の土地を購入した修一さんは、家を建てて雑木林を育て始める。家族とともに自然と共生しながら約50年間、そこで暮らしてきた修一さんに新たな仕事の依頼が舞い込む。

 長崎を拠点に活動するシネマナビゲーターの辻美香さんは「気になる映画だったので、試写を見て感動した。老夫婦の生活がシンプルでかわいい。個人的な感想だが、ドキュメンタリーとは思えないくらい劇映画のような作品」と話す。

 上映時間は11時~と、14時~。鑑賞料は1,000円(当日=1,200円、小中高生=700円)。好文堂本店、S東美プレイガイドほか、ローソンチケット各店で取り扱う。問い合わせは長崎県映画センター(TEL 095-824-2974)。

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