日本航空が都道府県シールを配布 長崎県は「旧野首教会」をデザイン

「TODOFUKEN SEAL」を手にする客室乗務員

「TODOFUKEN SEAL」を手にする客室乗務員

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 日本航空は10月3日から搭乗客に各都道府県の名勝などをデザインした「JAL TODOFUKEN SEAL」を配布する。

長崎県のシール

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 同社によると、搭乗客とのつながりを「これまで以上に大切にしたい」という客室乗務員の思いを形にするため、JALおよびジェイ・エアの国内線に乗務する全ての客室乗務員が、「自身に縁があり、最も親しみを感じる都道府県」の形状をデザインした「縁(ゆかり)都道府県バッジ」を昨年7月から着用しているという。バッジはそれぞれの客室乗務員が自由に選ぶことができ、必ずしも出身地とは限らない。

 同社では今年6月まで搭乗客に配布していた「千社札シール」が好評だったため、第2弾として各都道府県の名勝などをデザインした「JAL TODOFUKEN SEAL」を配布する。

 対象となるのはJAL国内線全線(J-AIR運航便含む。そのほかのJALグループ航空会社運航便、FDA運行によるコードシェア便は対象外)で、それぞれの客室乗務員は自身が着用する「縁(ゆかり)都道府県バッジ」と同じ都道府県のシールを携帯しており、希望する搭乗客に手渡す。シールのサイズは縦55ミリ、横45ミリ。長崎県は五島列島の野崎島にあるキリスト教の聖堂「旧野首教会」(北松浦郡小値賀町)がデザインされている。推薦した客室乗務員は「小高い丘の上に残るレンガ造りの教会。潜伏キリシタンが移り住んでいた集落であり、人々の祈りが刻み込まれた異国情緒あふれる長崎の象徴の一つ」と推薦理由を説明する。

 日本航空長崎支店(長崎市興善町)の関口善恭さんは、「デザインは思い入れがある景色を客室乗務員から募って決定した。数に限りがあるので全員に渡せるとは限らないが、お客さまと客室乗務員との会話のきっかけとしてシールが役立てばうれしい」と話す。

 配布期間は2019年3月31日まで。

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