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長崎の女子バスケクラブを漫画で支援-4コマ作品をネット販売

漫画「ギャロップガールズ」の一コマ

漫画「ギャロップガールズ」の一コマ

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 長崎のポータルサイトを運営するGIFY(長崎市清水町)が、女子バスケットのクラブチーム「ストレッチ」を支援するため、オリジナル漫画「ギャロップガールズ」のネット販売を始めた。 

作者の加藤元子さん

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 きっかけは12月2日にGIFYの末富貴司社長が三菱重工総合体育館(淵町)で行われた「長崎県クラブバスケットボール選手権大会」を取材に行った際、優勝した「ストレッチ」の太田京子監督の話を聞いたこと。同チームはこの大会で優勝したほか、11月4日に秋田で行われた全日本社会人バスケットボール選手権大会で、実業団の秋田銀行をクラブチームとして初めて破り3位に入賞した。「メンバーがそれぞれの仕事を持ちながら、生活をやりくりして毎週火曜日に長崎女子高校の体育館を借りて貴重な練習をしていると聞いた。『週に1回だけの練習で、しかもスポンサーがいなくてメンバーの自費で遠征しているチームが実業団チームを破るとはどういうことなんだろう?』という疑問から練習を見に行った」と末富さん。

 練習を見た結果、そのレベルの高さに驚き、すっかりストレッチのファンに。「何とか支援する方法はないか」と考え、ストレッチのホームページを作ろうと考えたときに、チームの明るいキャラクターをオリジナル漫画にして、ネット販売しようとひらめいた。「長崎からはフェイスブックがきっかけで、売れない漫画家だった岡野雄一さんの『ペコロスの母に会いに行く』が爆発的ヒットを果たし、商業出版や映画化まで実現している。太田監督のキャラクターがすごく面白いし、メンバーとのやりとりも面白い。これはいけると思った」と振り返る。デザイナーをメンバーと会わせたり、練習時の写真やビデオを見せたりしながら、数日で6本の4コマ漫画を完成させた。

 漫画を描いたペンネーム「加藤元子」さんは「もともと漫画を描くのは大好き。私でいいのかな?と思いながらも楽しんで描けた」と話す。作成した4コマ漫画は「ストレッチ」のホームページから各話150円で販売する。「この漫画はあくまでもストレッチの姿勢に共感した人が支援するためのツールとして買ってもらう趣旨で作った。まだまだ未熟なことは十分理解しているが、一刻も早く始めなければと思った。支援といっても1件あたり数十円にしかならないが、具体的に素早く始めることが大事。恐らくこんな方法は今までなかったのでは」と話す。「今は詳しく言えないが、この後の支援企画も第2弾、第3弾といろいろ考えている。試行錯誤しながら進むしかないが、一人でも多くの人に支援してもらいたい」とも。売り上げの一部をストレッチの運営支援に充てる。

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