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長崎で「皿うどんバトル」-オリジナルレシピを競う料理コンテスト

「どんどん応募してね」とチャイナドレスで呼び掛けるリポーターの力野由起子さん

「どんどん応募してね」とチャイナドレスで呼び掛けるリポーターの力野由起子さん

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 長崎で「皿うどん」のオリジナルレシピを一般公募して競う料理コンテスト「長崎皿うどんバトル」が行われる。主催は麺メーカーのマルタイと長崎放送。

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 「皿うどん」は、ちゃんぽんに並ぶ長崎のご当地料理。四海楼(しかいろう・長崎市松が枝町)創業者で長崎ちゃんぽんのルーツ「支那うどん」を作った陳平順さんが考案したといわれている。一般的な調理法は、カキ・イカ・エビなどの魚介類や豚肉、かまぽこ、ちくわなどの具材を炒め、キャベツ、モヤシなどの野菜を加えた後に麺を入れて豚骨スープに絡ませる。最後にとろみのある餡(あん)を麺にかけてできあがり。麺は油で揚げた細麺と、ちゃんぽんの麺を焼いた太麺の2種類がある。地元長崎以外では「太麺の皿うどん」はあまり知られておらず、各自の好みで細麺派と太麺派に分かれることも。観光客や長崎県外の人には細麺を使用したものが一般的に知られている。

 同コンテストでは地域独自の作り方や家伝のレシピはもとより、自由な発想で考えられたレシピを広く募集する。プロ・アマ、一般・学生を問わず、親子や友人同士など2人1組でも参加できる。レシピの料理には必ずマルタイの「皿うどん」(揚げた細麺)を使うことが決められている以外、どんな作り方をしてもよい。皿うどんの原型をとどめる必要もなく、独創的でおいしい料理なら何でもいいという。専用用紙に必要事項とレシピを記入し、料理を盛り付けた状態の完成写真を同封して郵送で応募する。応募用紙はホームページからダウンロードできる。応募締め切りは1月20日(当日消印有効)。

 応募締め切り後、1月31日まで第1次審査として書類審査を行い、合格者10組を選出。第2次審査(予選会)は2月16日に合格者10組による実技・試食審査を行い、5作品を選出する。第3次審査(決勝大会)は3月9日、四海楼で開催。グランプリ受賞者にはホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」宿泊が付いたシンガポール旅行を贈るほか、準グランプリなどの各賞、予選会通過者全員には参加賞を贈る。予選会では3,000円、決勝大会では5,000円まで各参加者に材料費が支給され、決勝大会には予選会を通過したレシピを改良して挑んでもいい。

 長崎放送の番組「あっ!ぷる」リポーターの力野由起子さんは「皿うどんバトルを通じて新しいレシピが発掘され、長崎の皿うどん文化の活性化につながれば」と応募を呼び掛ける。詳しくはホームページで確認できる。

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