長崎の会社社長が「八百万の神オラクルカード」製作プロジェクト始動へ

八百万の神オラクルカード

八百万の神オラクルカード

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 動画制作などを手掛ける「匠プロモーション」(時津町)社長の小坂達也さんが現在、「八百万(やおよろず)の神オラクルカード」製作プロジェクトを進めている。

天照大神(あまてらすおおみかみ)

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 小坂さんはこれまでの人生経験から「あなたの国はどうやって建国したのか」との外国人からの問いに対して、「多くの外国人は国を問わず答えられる人が多いが、日本人の多くが答えられない。大半は苦笑いして終わることに気づいた」と話す。

 「もっと日本のことを知りたい」と学び始めた小坂さんは、神道の世界に行き着き、フェイスブックに「神道の心を伝える」ページを開設。今年8月、大分県日田市に「古事記・八百万の神浮世絵ミュージアム」をオープンした。

 「私自身は古事記から歴史を学び始めることが大切だと考えるが、登場人物が多くて複雑でややこしい」と小坂さん。誰が主要な神様なのか分かりにくく、さらに漢字が難解で読めない場合が多いことから「解決策としてオラクルカードの製作を思いついた」と話す。

 オラクルは日本語で「預言」「神の言葉」を意味する。小坂さんによると、今回製作するオラクルカードは「同じ作家が同じテイストで作画する」「主要な神を24神に絞り込み、内容の理解を簡単にする」「1神につき『和魂』『荒魂』の2パターンを用意する」「各カードに神の解説を掲載する」の4点が特徴という。

 小坂さんは11月28日、同プロジェクトをクラウドファンディングサイト「Readyfor(レディーフォー)」で公開した。リターン品は、3,000円支援で「オラクルカード1セット」「オリジナルポストカード12枚セット」「新生因幡(いなば)の白うさぎ絵本」「八百万の神ギャラリー入場券30枚」のセット。30万円支援で、世界に1枚しかないという「支援者自身の浮世絵」を用意する。12月2日23時現在の支援金額は310万円。

 小坂さんは「オラクルカードを使って古事記に親しみ、暮らしに役立ててもらえれば」とほほ笑む。クラウドファンディングの支援募集締め切りは、来年1月20日11時。

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