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長崎で「えびす電車」出発式-蛭子能収さんの展覧会をPR

制作秘話など展覧会への思いを披露する蛭子さん

制作秘話など展覧会への思いを披露する蛭子さん

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 長崎市出身の漫画家、蛭子能収さんのイラストが描かれた路面電車「えびす電車」の出発式が6月19日、長崎電気軌道の浦上車庫(長崎市大橋町)で行われた。

「えびす電車」と蛭子さん

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 えびす電車は、長崎歴史文化博物館(立山1)で7月15日から開催される企画展「えびすリアリズム-蛭子さんの展覧会」のPRの一環で、9月4日まで運行される。式には蛭子さんをはじめ、同館の大堀哲館長やNCC長崎文化放送関係者、招待客らが出席。蛭子さんは「最初に話を持ち掛けられたときは詐欺かと思った」と会場を笑わせた。

 テープカットの後、蛭子さんは造船所や平和祈念像、軍艦島など長崎の名所を描いた新作イラスト「ああ長崎…」がペイントされた電車に乗り込み、浦上車庫前と蛍茶屋間を往復。車内では約1時間にわたり、一般招待客15人を前にトークショーを開いた。

 ショーでは幼少時の初恋談義や高校時代に出会ったグラフィックデザインの大切さ、東京のシナリオスクールでの生活など今までの体験を振り返った蛭子さん。競艇ボートへのペイントや、観覧者が体験できるスマートボールなど、ギャンブル好きの蛭子さんならではの企画への思いも明かした。最後は「全く新しいアートだと思って、意味を考えるのではなく、面白がってもらえれば」と締めくくった。

 長崎市内から参加した50代の男性は「蛭子ワールド全開で、ますます展覧会が楽しみ」とうれしそうに話していた。

 入館料は、一般=1,000円(前売800円)、小中高生=300円(同200円)、未就学児は無料。電車チケット(120円券×2枚)と入館料をセットにした記念チケットも1,000円で販売する。

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