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長崎の地元食材でローフード料理教室-都会育ちの主婦が一念発起

出来上がったローフード料理と参加者たち(左から2人目が香川さん)

出来上がったローフード料理と参加者たち(左から2人目が香川さん)

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 生の果物や野菜を使ったローフード料理教室「Row Food Kitchen AKI」(長崎市岩川町)が来年1月に開校する。開校に先立ち12月27日、同校でプレオープンスクールが行われた。

出来上がったローフード料理

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 ローフード(row food)とは、英語で生の果物や野菜などの熱加工されていない食材や、極力生のまま食材を摂取する食生活のことを指す。同校を主宰する香川明世さんは「ローフードは熱に弱いとされる酵素やビタミンなどの栄養素を体内に取り入れ体質改善につながる。私自身、合計10キロ以上を減量でき、1年以上たった今もリバウンドなどはない」と自身の経験を振り返る。

 名古屋市出身の香川さんは、東京でキャリアコンサルタントとして全国を駆け回り、自宅には寝に帰るだけで夜中に暴飲暴食するのが当たり前の生活を送っていたという。昨年8月、翌月に結婚式を控えていたが、不規則な食生活のために太ってしまい、ウエディングドレスが入らなくなったことがきっかけでローフードによる健康法に出合い、短期間で体質改善に成功した香川さん。無事結婚式を終えた後、11月に夫の転勤に伴い、仕事を辞めて長崎へ転居した。

 「長崎に来て最初に驚いたのが、おいしくて新鮮な食材が安く普通のスーパーで手に入ること。しかもほとんどが地元産の食材であることが、都会ではとても考えられない。この素晴らしさをローフードを通じて長崎の人たちに伝えたいと思った」と香川さんは開校の動機を話す。「決して効果を保証するものではないが、長年悩んでいた便秘や鼻炎などが軽くなったり、夫も花粉症が軽くなった。いかに今までの食生活が体質に悪かったのかとあらためて感じた」とも。プレオープンスクールの参加者は「ナッツが巻きずしのシャリの代わりになるとは驚いた。野菜中心なので薄味だろうと思っていたのに、おいしくて意外とボリュームがあって満足した」と話す。

 第1回の教室は1月27日に開く予定。

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