長崎ブリックホールで「ハッピーフェス」 東日本大震災復興支援で

協賛店「MONKEY WRENCH」

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 長崎ブリックホール(長崎市茂里町)国際会議場で4月24日、東日本大震災復興支援チャリティーイベント「長崎ハッピーフェスティバル」が開催される。

濱田さん(右)と大津さん

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 同フェスタは2011年6月、諫早市でセラピーサロンを営む濱田真理子さんと、長崎市在住のチャクラコーチ・大津真実さんが「自分たちでできる復興支援をしたい」と呼び掛け始まった。今回で6回目。

 濱田さんは「私たちのように癒やしに関わる人たちが『長崎にいても東北のために何かしたい』という思いから生まれたイベント。支援を続けることを考え、寄付を集めるだけでなく、たくさんの人たちが存分に楽しめる最高の形にすることができた」と振り返る。

 来場者は入場料を支払い、会場内のさまざまな出店ブースごとにワンコイン(500円)から商品を購入したり、サービスを受けたりできる。入場料は支援団体を通じて被災地に全額寄付し、その内容はホームページで公開。復興支援が目的であるため、14時~15時は講演と黙とう(14時46分~1分間)のため、全てのブースが営業を停止する。出店するのは整体院やヒーリングサロンなどのほか、シフォンケーキの店やハンドメイド雑貨など30ブースほど。

 講演する狐鼻若菜(きつねはなわかな)さんは、岩手県釜石市で中学校の卒業式を2日後に控えて被災。九州に引っ越した後、震災に対する周囲との温度差を強く感じて誰とも気持ちを共有できず、これまで震災について一切沈黙してきた。しかし、ある出来事をきっかけに、被災体験を語り継ぎ、防災意識を広めようと決意する。現在は九州内外で出前授業や講演を行うほか、音楽とともに震災の実際と防災の大切さを発信する活動「愛を伝えるコンサート」を行っている。

 その後、長崎の大学生が震災の翌日に立ち上げた支援団体で、現在も夏休みや冬休みなどに、被災地でのスタディーボランティア(子どもの学習支援)活動を続ける「長崎Sip-S」の現役メンバーが、被災地の現状を報告する。

 開催時間は11時~20時。入場料は500円。

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