長崎の龍馬はまだ終わっていない-若手デザイナーが墨絵ライブ

時折「ハッ」と気合いを入れながら龍馬を描いていく若手デザイナーたち

時折「ハッ」と気合いを入れながら龍馬を描いていく若手デザイナーたち

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 ベルナード観光通り(長崎市浜町)の長崎まちなか龍馬館前で1月16日、坂本龍馬の姿を墨絵で描くライブパフォーマンスが行われた。

「龍馬ありがとう」とメッセージを書き入れる親子

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 ライブパフォーマンスを披露したのは、長崎で活動する若手デザイナーグループ「brew(ブリュー)」のメンバー。リーダーの小宮龍介さんは「昨年龍馬の墨絵展を行った後、長崎だけのとっておきの龍馬を描きたいという意欲が生まれた。今日は長崎を盛り上げてくれた龍馬に感謝して描きます」とあいさつ。

 続けて田上富久長崎市長が「龍馬伝が終わっても龍馬が長崎から消えるわけではない。まだ終わってはいない。今日、若者たちが龍馬を描くパフォーマンスを行うのは、これからも続くということを知らせるいいタイミング。頑張る力がつながると長崎がどんどん元気になる」と話した。

 市民が見守る中、幅4.7メートル、高さ2.7メートルの用紙1枚につき5人がかりで絵を制作。しっかりと正面を見据える龍馬の姿と、龍馬とお龍が並ぶデザインの2枚を描いた。できあがった作品に、市民からのメッセージが書かれたシールを貼り付けて完成。完成した絵は、アーケードの天井からつるされた。パフォーマンスの様子を熱心に見ていた中川敏子さんは「目の前で見ているとパワフルですごく迫力があった。白と黒のコントラストだけなのに存在感がすごい」と驚いていた。

 作品は後日、長崎まちなか龍馬館で展示を予定する。

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