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長崎・浜町にコーヒースタンド 隠し扉の奥にバーも併設

レモネードを手に笑顔を見せる馬場綾子さん

レモネードを手に笑顔を見せる馬場綾子さん

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 長崎市浜町に1月9日、テイクアウトコーヒー店「八番街Drips(ドリップス)」(浜町11-6)がオープンした。

ホット・アイスともにサイホンでいれたコーヒーを提供

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 馬場光大さんと妻・綾子さんが営む同店。銅座町で若者が集いワイワイ楽しめる「BAR MOSH(バー モッシュ)」(銅座町)の店主でもある馬場さんはコロナ禍で周囲の飲食店がテイクアウトを始めたことから、「持ち帰りでも楽しんでもらえるような店ができたら」と考えていたという。店のある浜町や隣接する鍛冶屋町周辺は飲食店の多い繁華街にもかかわらず、コーヒースタンドがないことから、昨年夏ごろから出店に向けて動き出した。

 ゲーム好きという馬場さんはプレーしていたゲームの中でステージに「○番街」と付けられていたことから、店名にも「○番街」とつけたいと考えていたという。近隣に古くからある商店街「仲見世八番街」(浜町)にあやかり「昔からある通りが残っていたほうがいい」という思いも込めて店名を決めた。

 店内に設置されたネオン看板が一際目を引く同店。寿屋珈琲(魚の町)の豆を使いサイホンでいれたブレンドコーヒー(400円)やカフェラテ(450円)などを販売する。近隣の西彼・長与町で採れたレモンを漬け込んだシロップを使った「長崎レモネード」(580円)も販売。レモネードはホット・アイスのほかレモンスカッシュとしても楽しめる。馬場さんは「地元の食材を使ったメニューも提供することで長崎の魅力も発信していきたい」と笑顔を見せる。

 店奥にある隠し扉の奥に、クラフトビールやコーヒーを使ったオリジナルカクテルを提供するバーも併設。「大人の隠れ家を意識し、落ち着いた雰囲気を目指した」という。馬場さんは「飲食店に出向くことを控えるよう求められたコロナ禍の状況をアメリカの禁酒法時代に重ね、当時看板を出さずに営業していた『スピークイージー』と呼ばれるバーをイメージした」と話す。

 馬場さんは「夜の街で手軽に楽しめるコーヒースタンドとして利用してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は18時~24時(バーは翌2時まで)。火曜定休。

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