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県内のユニークな魅力を紹介する面白ネタ本「長崎原人」、地元デザイナーが制作

市内の書店にならぶ「長崎原人」

市内の書店にならぶ「長崎原人」

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 長崎県内の200の魅力をイラストとユニークな文章で紹介する「長崎原人」(原人舎出版)が刊行され、5月末から県内の書店に並んでいる。  

「長崎原人」内で長崎ネタをナビゲートする「カステ・ララ」ちゃん。写真は内野さん手作りの人形。

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 その地域ならではの環境、風景、文化、方言、食べ物などを題材に、地方の良さや面白さをイラストと短い文章で表現する。「稲佐山と東京タワーの共通点は?」「知る人ぞ知る裏眼鏡橋」「大の大人が自転車に乗れません」など、ご当地ネタが満載の同書。  

 「日本に住む人が、日本の良さを知らないと日本は発展していかない」というコンセプト(同社の北川雅彦さん)の下、その地域に住む編集者が執筆を担当する「原人」シリーズ。長崎版の他に「青森原人」「秋田原人」があり、「長崎原人」は3冊目となる。  

 長崎版は長崎市在住のフリーデザイナー内野美和さんが担当。内野さんが上京した際に北川さんから「長崎の面白いネタってある?」と声をかけられ制作を担当することになったという。それから約1年かけて県内のネタ約1000件を集め、そこから200件に絞って調査し現地取材を重ねた。  

 「ネタを絞って原稿を仕上げる作業は大変だったが、調べる度に発見があり私自身楽しく長崎を学んだ。長崎のいいところは人が温かくて、食べ物がおいしいところ」と内野さんは振り返る。

 「肩肘張って長崎のことを勉強するのではなく、子どもからお年寄りまで簡単に読めて、楽しく長崎のことを知るきっかけになるように心がけた。家族みんなで楽しんでもらえる一冊になれば」とも。

 同シリーズの内容は書籍のほか、ホームページでも紹介している。今後「山梨原人」の発刊予定があり、九州では宮崎や熊本でも制作の動きがあるという。  

 価格は735円。

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