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長崎あぐりの丘で「うまか@ながさき」開催-全店、ほぼ完売

長崎B級トッピング王決定戦の審査風景

長崎B級トッピング王決定戦の審査風景

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  あぐりの丘(長崎市四杖町)で10月17日、長崎のB級グルメが一堂に集まる第2回「うまか@ながさき(うまかとながさき)」が開催された。

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  当日は晴天に恵まれ、会場には多くの人が集まった。今回のイベントには全国区のB-1グランプリに長崎県から出場している「大村あま辛黒カレー」と「小浜ちゃんぽん」も出店参加。「雲仙ドッグ」「東京チキン」などケータリングカーの周りには早くから長蛇の列ができた。

 メーンイベントとなる「温故知新、長崎B級トッピング王決定戦」では、会場で手を上げた参加者が審査員となって、「たこ焼きとのトッピングに合う食材」をテーマに挑戦。対象となる食材は、食べるラー油、カレー、金蝶ソース、かんざらし、島原みそ納豆など。審査員がトッピングしたたこ焼きを恐る恐る口にしたり、思い切りかじりついたりする様子に会場からは笑い声や拍手が起こった。最終審査の結果、優勝は長崎の昔ながらの調味料「金蝶ソース」が輝いた。

  自ら手を上げて審査員になった中村優月(ゆづき)ちゃん(4)は、大人でも辛いラー油とカレーの審査に挑戦。心配げな周りの大人をよそ目に次々に平らげ、ただ1人カレーに軍配を上げた。母親の芙美子さんは「保育園でも活発な子。ほとんど好き嫌いはないが、唯一ダメなのが玉子焼き。辛いものは平気でよく食べる」と話す。審査終了後、審査員たちは口直しに大会本部でアイスクリームをもらい、おいしそうに食べていた。

  初の試みとなるカレーの大試食会にはビストロ・ボルドーの「幕末コルリ」や島原の「長崎豚角煮カレー」「大村あま辛黒カレー」など、普段なかなか口にできないご当地カレーが登場。それぞれ提供開始の度に長い列ができた。

  「大村あま辛黒カレーうまか隊」の隊長、中島文雄さんは「今日は晴天にも恵まれ、用意した300食は11時から提供を開始して13時30分には完売した。先日、参加した厚木市の全国大会では4,500食を用意したが無我夢中で、あっという間に終わった。しかし、上位チームは1万5,000食とか2万食近くを完売してしまう。全国のレベルに圧倒された」と振り返る。

  そのほか、地元ミュージシャンの岡野雄一さんやサウンド・スペース、ジェリーフィッシュほか数組がライブを行った。特に岡野さんのライブでは途中で「チンチンシスターズ」という3人の美女が飛び入り。ユーモラスな歌で会場を大いに盛り上げた。

  閉会の16時までには参加店舗のほとんどが完売。大会事務局の川原さんは「自分自身もこれだけ本格的な大会を運営するのは初めての経験。晴天も味方してくれて、多くの人たちの協力に恵まれ何とか無事に開催できた。今回はバトル形式でなく、ゆっくり楽しんで参加してもらうようにしたが、これを機にいろんな企画を通じて食で地元を盛り上げていきたい」と締めくくった。

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