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長崎のホテルが「パブリックプリントサービス」導入-ホテル設置は全国初

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 九州教具(大村市)は11月1日、同社が運営する長崎市内のホテルにインターネット回線で送った文書を印刷できる「パブリックプリントサービス」を導入した。

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 導入したホテルは「ホテルベルビュー長崎」(江戸町)、「ホテルクオーレ長崎駅前」「ホテルウイングポート長崎」(以上、大黒町)の3カ所。客室やロビーに限らず、宿泊予定者の会社や自宅のパソコン、スマートフォン、タブレット端末などインターネット環境があれば、あらゆる場所から利用できる。サービス提供元の冨士ゼロックスによると、ホテル業界としては全国初導入となる。

 これまでのプリンタードライバーを使った印刷とは異なり、インターネット接続した端末から同サービスのクラウドサーバーにアップロードしたデータを直接、手元のコピー機から出力できる。出力する場合は、あらかじめ設定した暗証番号をコピー機に入力するとアップロードした文書が高画質で印刷される。さらに暗証番号を複数の関係者で共有すれば、離れた場所にいる相手からのデータを手元で印刷することも可能。出張先に他の担当者の文書データが急に必要になった場合などに便利だ。

 同社ホテル事業部の岡村雅彦さんは「以前からビジネス利用のお客さまが多く、文書の印刷ニーズは高かった。これまではUSBを預かって印刷することが多かったが、紛失やセキュリティー、ウイルスなどホテル側にもお客さまにも互いに不安な問題が多く困っていた。それらの問題を全て解決できることから導入に踏み切った」と話す。

 利用料はモノクロ全サイズ1枚20円。カラーは60円(A3サイズは100円)。利用するには「パブリックプリント」のホームページから事前に会員登録(無料)を行う必要がある。料金の精算は現金のほか、JR九州の「SUGOCA」や同東日本の「SUICA」など各種交通系電子マネーに対応している。同ホテルのロビーには無料で利用できるパソコンも用意されており、通常のプリンターやコピー機としても利用できる。通常のコピー料金はモノクロ1枚当たり10円、カラーは50円(いずれも全サイズ)。

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