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長崎で生き方がテーマの映画祭「Movie Play」-協力者を募集

ポスターを手に「ぜひ見にきて」と呼び掛ける土岐香さん

ポスターを手に「ぜひ見にきて」と呼び掛ける土岐香さん

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 長崎セントラル劇場(長崎市万屋町)で今年4月、7日間にわたって行われる映画祭「Movie Play 2014」のポスターが完成し、今月15日から前売り券の販売が始まった。

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 同イベントは長崎在住の土岐香さんが娯楽と文化の両面を持つ映画で長崎の街を盛り上げたいと思い立ち、知人やメディア関連企業の協力を得て自力で配給会社や映画館と交渉。4月19日から25日までの7日間、「生き方、考え方の多様性」をテーマにセレクトした7本の映画を上映する。上映作品は『アメリ』『トレインスポッティング』『冒険者たち』『若草の萌えるころ』『髪結いの亭主』『ハロルドとモード』『渚のシンドバッド』の7本。「個性が強い作品ばかりだが若者に絶大な人気を誇る映画もある。公開から10年以上経っても色あせない映画を見て、それぞれ何かを感じてもらえれば」と話す。

 映画祭専用ホームページも完成した。土岐さんが自身で執筆した上映作品紹介や上映スケジュールなどが確認できる。上映作品の一つで長崎を舞台に同性愛の若者の青春群像を描いた「渚のシンドバッド」(1995年)は、その年のキネマ旬報日本映画ベスト・テン第10位、毎日映画コンクール最優秀脚本賞、外国の映画祭2つでグランプリを獲得するほど評価を受けている。同作では傷を抱えた転校生・相原果沙音を10代の頃の浜崎あゆみさんが好演しているほか、デビュー直後の岡田義徳さんも出演。土岐さんは長崎出身の橋口亮輔監督から映画祭へのメッセージも受け取り掲載している。

 完成したポスターは現在、協力者らが手分けして長崎市内や近郊の店舗などに掲示を依頼している。土岐さんは「置いても邪魔にならない小さなパンフレットもまもなく出来上がる。映画を通じて地元を盛り上げたいのでポスター掲示やパンフレット設置にぜひ協力してほしい」と呼び掛ける。

 前売り券は1枚1,200円(当日=1,300円)。2枚組前売り券は2,000円(1枚=1,000円相当)。それぞれ1枚で1本の映画を鑑賞できる。当日券は映画館の割引(シニア、障がい者、学生割引のほか、水曜のレディースデーなど)も適用される。会場となる長崎セントラル劇場のほか、オハナカフェ(浜町)、メトロ書店、石丸文行堂本店(浜町)、ワインバー田舎(船大工町)で販売する。

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