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長崎のデザイン事務所が「長崎の猫雑貨」をネット通販-障がい者支援の一環も

HOPがデザインした「尾曲がりネコ」

HOPがデザインした「尾曲がりネコ」

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 長崎市内のデザイン事務所「HOP」(長崎市銀屋町)が6月19日、「猫の町 長崎」を全国に知ってもらおうとインターネット通販サイト「nagasaki-no neco(ナガサキノネコ)」をオープンした。

「nagasaki-no neco ブローチ」(648円)

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 同社は長崎市と福岡市に拠点を置くグラフィックデザインを中心とするデザイン事務所。昨年と一昨年に両市で行われた「ナガサキのネコ展」では長年グラフィックデザインで培ったノウハウを生かして「長崎の猫」をモチーフにしたオリジナルアイテムをプロデュース。多くのアイテムに来場者の人気が集まった。

 長崎市内では猫の8割近くが鍵形に曲がった尾を持つ「尾曲がりねこ」と言われ、これだけ多くの「尾曲がり」が発生する地域は全国的に珍しいという。鎖国時代にオランダ船などの貿易船にネズミ対策のために飼われていた猫が上陸して繁殖したのがルーツという説があるが定かではない。市内中心部を歩くと、商店街の通り沿いで昼寝をしている猫やベンチなどでうずくまる猫など、猫を見かけることが多い。

 販売責任者の猫村店長は「スタッフに猫好きがいて、いつも長崎の町ネコを追いかけて写真を撮っていたので、その写真を使ったポストカードを最初に作った。そこから少しずつアイテムを増やしていった」と話す。

 商品を実際に製作するのは、障がい者就労支援センター「アビリティ」のメンバー。「利用者の人たちに心を込めて一つずつ手作業で作ってもらう。自分たちが作りたいものとアビリティさんができることと、相談を重ねながらグッズが完成していくプロセスがとても大変だけど、それ以上の楽しみを与えてくれる」とも。

 サイトには「尾曲がりしおり」(432円)、「ねこの手定規」(421円)、「nagasaki-no neco ブローチ」(648円)、「メガネふき」(540円)、「のし袋」(324円)、「Tシャツ」(3,229円)、「バッグ」(2,700円)、「ポストカード各種」(150円)など、現時点で73点が掲載されている。

 猫村店長は「長崎ではユニークなネコに出合えるチャンスが多い。ネコ好きの人はぜひ長崎まで足をお運びいただければ。『ネコの町 長崎』を少しでも全国に知ってもらえるようこれからも頑張るニャン」と手招きする。

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