伝えるための「チラシ作りセミナー」― 長崎のデザイナー2人が講義

「このチラシにつっこみを入れて」課題を前に悩む参加者

「このチラシにつっこみを入れて」課題を前に悩む参加者

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 デザイナーではない人たち向けの「5ステップチラシ作りセミナー」が12月14日、出島交流会館(長崎市出島町)で行われた。

「雑誌は色の使い方で雰囲気が決まる」と講義中の濱崎さん(関連画像)

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 長崎県ビジネス支援プラザが主催した同セミナー。会場には、会社などの広報担当者から経営者、特に仕事と関係ないが興味がある人まで22人が参加。講師はハミングベアウェブデザイン代表のウラカワコーシンさんとsione潮の音代表の濱崎千春さんが務めた。2人とも講師は初体験だったが、参加者全員にお菓子とドリンクが用意され、「講義中でも遠慮なく食べてください」とリラックスした雰囲気で始まった。

 最初はウラカワさんが講義形式で5ステップを説明。「最初のステップは己を知ること」と話すと参加者は懸命にメモを走らせる。その後、濱崎さんが実際の雑誌やチラシを事例に挙げながら、配色の違いで異なる雰囲気など演出のコツについて話した。後半は2つのグループに分かれて、実際のチラシを手に「つっこみ」を入れるワークショップが行われた。最初は遠慮がちだった参加者も次第に「つっこみ」を入れ始め、各グループから何度も笑い声が起こった。

 長与町在住の男性経営者は「自分のことを棚に上げてつっこみを入れるのは抵抗があったが、やってみると勉強になるし楽しい」と笑う。大型施設で働いている女性参加者は「ちょうどチラシを作っているところなので大変参考になる。つっこみも勉強になる(笑)」と話す。

 初めての講義を終えたウラカワさんは「自分もデザイナーになりたてのころは本当に悩んだ。費用をかけずに小さな試作をパソコン上に嫌になるほどたくさん作り、恥ずかしがらずに人に見せてつっこみをもらうと素晴らしいチラシができる」とまとめた。

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