長崎大生、県警の街頭活動に初参加-蓄積型体験学習授業の一環で

街頭活動に参加した長崎大学教育学部3年の岩尾勇希さん(右)と池原健志郎さん(左)

街頭活動に参加した長崎大学教育学部3年の岩尾勇希さん(右)と池原健志郎さん(左)

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 JR長崎駅かもめ広場で9月15日に開催された「長崎県警音楽隊プロムナードコンサート」の会場周辺で、大学生グループが初めて県警の街頭活動に参加した。

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  音楽隊の勇壮な演奏が響く中、会場周辺を通行する人たちに長崎大学教育学部の学生たちが、笑顔で防犯意識の啓蒙を呼びかけるチラシを手渡した。もの珍しそうに声を掛ける人、無視して通りすぎる人などさまざまな反応に戸惑いながらも、一生懸命にチラシを配布する学生たち。

  県警の現場責任者は「県警の活動に若い力を吹きこんでもらおうと、今日初めて大学生ボランティアとのコラボで街頭活動を行うことになった。今まで警察活動に協力いただくボランティアは年配者ばかり。この体験は若者たちの将来にもきっと役立つはず」と期待を寄せる。

  参加学生の1人、池原健志郎さん(長崎大学教育学部3年)は「この活動は蓄積型体験学習という授業の一環で、長崎の街を若い力で守ろうというのが趣旨。活動は今日が初めて。自分は、じげもん(長崎出身者)なので、少しでも地域の役に立てたらと思い参加した。チラシの配布や簡単な質問に答える程度しかできないが、少しは役に立てたと思う」と振り返る。

  「この活動に参加した理由は、子どもたちが安心して安全に学校生活を送るために、子どもたちと一緒に安全マップ作りなど行うことを通じて長崎の街のことをもっと詳しく知ろうと思ったから」と話すのは、池原さんとともに参加した岩尾勇希さん(同3年)。「僕は大分の別府市の出身だが、別府と比べると長崎は都会なので治安の重要性は感じる。今回の体験は、将来の教員としての生き方にも大きなプラスになると思う」とも。

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