長崎に地域密着型・中古パソコン店「アットマーク」 独立10年目で念願の実店舗

「お待ちしています」と呼び掛ける大楠社長

「お待ちしています」と呼び掛ける大楠社長

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 長崎市北部に7月1日、地域密着型中古パソコン店「アットマーク」(長崎市清水町、TEL 095-860-0055)が開店した。

店の外観

 大楠和誠社長は「パソコン屋を始めようと思ったのは20代のころ。思ったより長い時間がかかったが、うれしくてたまらない」と振り返る。2001年、長崎総合科学大学工学部管理工学科(現・経営システム工学科)を卒業して家電業界に就職。10年ほど前に独立してITコンサルタント業務を手掛けながら、客の求めに応じてパソコンの設定や修理の出張専門サービスを提供してきた。しかし、「店舗がない」という理由で数多くの悔しい思いを体験したという。

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 「打ち合わせの時に喫茶店や先方のオフィスに出向くことになる。誠実に対応しても『店舗がない』というだけで信用してもらえなかったことが何度もある。今まで通り出張は続けるが、来店という選択肢が増えたことで気持ちに大きな余裕ができた」と笑顔を見せる。大楠さんはマイクロソフト社が「再生中古パソコンを提供できるプロ」として正規に認定するライセンス「Registered Refurbisher」の資格を持つ。

 「コンセプトはパソコン通が気軽に立ち寄れる手軽な店。新品なら安心して正規品を買う方法はいくらでもあるが、中古品については専門知識がないと確認が難しい。さまざまなトラブルに遭遇する危険を避けるためにも正規品を薦める」と説明する。

 「パソコン店を運営する醍醐味は仕事の多彩さにある。もともと三度の飯より大好きな分野だが、パソコン販売はもちろん、出張設定・修理サービスまで幅広くこなすため膨大な勉強が必要。基本を守り、当たり前をきちんと提供することを心掛けている」と話す大楠さんは、大学時代の恩師である教授らから現在も定期的に技術勉強会を通じて情報を得ている。「私の当たり前は『継ぎ目がないサービス作り』『ほかにはない品ぞろえ』『安心できるサービスの提供』の3点。当たり前を怠れば必ずしっぺ返しを受ける」とも。

 出張サービスの基本料金(機器の状態診断)は5,000円(長崎市・時津町・長与町以外は別途交通費加算)。パソコン・インターネット初期設定は1台5,000円。プリンター設置・設定は一般用1台5,000円(業務用=1万円)。ウイルス・スパイウェア対策は1万5,000円~。ハードディスク交換(OSインストール含む)は3万円~。中古パソコンの販売価格は東芝ダイナブック(T30 160C/5W)で1万8,900円など。同店では現在、最新版OS「Windows10体験コーナー」を用意する(同OSの正式リリースは7月29日)。

 「古いパソコンの買い取りを行うため、古物商の許可も受けた。買い取ったパソコンは技術的にも手続き的にも正規品としてきちんと再生して販売する。有名店に比べれば多少癖があり、車で来るとコインパーキングを使ってもらわないといけないような小さな店だが、クレジットカードもちゃんと使えるようにした。波長が合う人には『かゆいところに手が届く』サービスを提供する自信はある。パソコン通はもちろん、そうでない人も安心して試しに来てほしい」と呼び掛ける。

 店舗の営業時間は13時~18時(土曜は22時)。水曜定休。出張サービスは可能な限り年中無休で対応する。

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