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長崎名物「ちりんちりんアイス」がドロップに-地元業者が商品化

長崎の観光名所「眼鏡橋」でちりんちりんアイスを販売する徳永さんがパッケージに。

長崎の観光名所「眼鏡橋」でちりんちりんアイスを販売する徳永さんがパッケージに。

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 長崎名物「ちりんちりんアイス」を販売している外尾冷菓(西彼杵郡時津町)が、同アイス味のドロップを販売し話題になっている。

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 ドロップは、1960(昭和35)年創業の同社が50周年を記念して昨年開発した商品だ。ちりんちりんアイスの原液をそのまま使い、販売しているアイスと同じ昔懐かしいミルク味を再現した。同社3代目社長の小坂元一さんが新商品を開発したいと市内の業者に相談し、ドロップが誕生した。

 眼鏡橋や平和公園など長崎の観光地やイベント会場に出没する移動屋台で販売している同アイス。ちりんちりんアイスを販売する会社は同社を含め長崎市内に4つある。

 同社で販売を担当するのは、アイスを売って数十年というおばあちゃんたちだ。中でも眼鏡橋付近を担当している徳永初子さん(86)は30年近くアイスを作り続けているベテランで、コーンの上にバラの形のアイスを作ることで有名になった名物おばあちゃん。徳永さん目当てに眼鏡橋を訪れる人も多いという。ドロップのパッケージには眼鏡橋と徳永さんの写真が使われている。今年の冬は寒さが厳しかったため、徳永さんには休んでもらっているという。  

 「知り合いに試食してもらったとき、ドロップを1つ口の中に入れって『おおっ』と声を上げ、アイスと同じ味に驚いていた。お土産に気軽に持って帰れる長崎名物のドロップスができた」と小坂さんは自信をみせる。  

 市内の土産店などで販売しているが、生産数が少ないため希少性が高い商品となっている。価格は315円。次回生産時には移動屋台での販売も予定。

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