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長崎放送・村山仁志アナの小説、ジャニーズW主演で来春舞台化 長崎公演も

小説を手に笑顔を見せる村山仁志さん

小説を手に笑顔を見せる村山仁志さん

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 長崎放送の現役アナウンサーで小説家の村山仁志さんの小説「午前0時のラジオ局」(PHP文芸文庫)が原作の舞台が来春、上演されることが決まった。

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 村山さんは1968(昭和43)年長崎県生まれ。日本大学芸術学部在学中はミュージカル研究会に所属。卒業後は1992(平成4)年に長崎放送に入社し、ラジオパーソナリティーとして活躍。2018(平成30)年には第55回ギャラクシー賞DJパーソナリティー賞にも選ばれる。

 30代半ば、小説家として執筆活動を始めた村山さん。2009(平成21)年に三井雷太(みついらいた)のペンネームで執筆した小説「パラダイスロスト」で小説家デビュー。2020年に発表した小説「魔法の声」(マイクロマガジン)まで、これまでに7冊を出版している。

 「午前0時のラジオ局」は小高い丘の上に立つ不思議な洋館ラジオ局が舞台。若手アナウンサー鴨川優が真夜中にしか現れない幽霊のディレクター蓮池陽一と共に届ける深夜番組には、生きている人からも死んでいる人からもメッセージが届き番組で紹介。メッセージが届いた幽霊が救われたり、生きている人と死んだ人との交流が生まれたりするストーリー。

 舞台化のきっかけは、村山さんと同じくラジオパーソナリティーとして活躍しながら「定年ラジオ」(三才ブックス)を出版している元ニッポン放送アナウンサーの上柳昌彦さんに小説「午前0時のラジオ局」を送ったこと。昨年の夏頃、小説を読んだ上柳さんが自身の担当する番組「上柳昌彦あさぼらけ」で紹介したところ、放送を聞いたプロデューサーから村山さんに連絡があり舞台化の話が進んだという。

 舞台「午前0時のラジオ局」では、ダブル主演として蓮池陽一役に福田悠太さん(ふぉ~ゆ~)、鴨川優役に浜中文一さんの2人をジャニーズから迎える。長崎公演は長崎放送創立70周年記念として来年3月21日・22日、長崎市民会館で行い、千秋楽を迎える。東京と大阪での公演も決まっている。

 小説の執筆に当たっては、浮かんだ映像を描写しながら書いているという村山さん。「舞台化されるのは想定外だった。ラジオ局の小説が、ラジオ番組が結んだ縁で舞台化されることに不思議さを感じる。うれしい反面、小説は書いた時点で自分の手を離れているので現実感がない部分もある」と笑顔を見せる。

 チケットは全席指定8,500円。1月28日、一般発売。

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