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児童養護施設の子どもたちに恵方巻き 長崎・葉山のすし店がプレゼント

恵方巻きを手に笑顔を見せる林さん(左)とヨシダのバルの店主・吉田さん

恵方巻きを手に笑顔を見せる林さん(左)とヨシダのバルの店主・吉田さん

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 長崎のすし店「握りのはやし」(長崎市葉山町)が2月3日、長崎市内にある3つの児童養護施設の子どもたちに恵方巻きをプレゼントした。

握りのはやしの恵方巻き

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 コロナ禍の2020年、岩屋町ですしの出前・持ち帰り店を開いた同店。テイクアウト利用客から「店でも食べられるようにしてほしい」という要望が多かったことから店を改装し、イートインもできる10席ほどの店として営業。2022年11月、現在の店舗に移転した。

 毎年恒例の恵方巻きの販売は3年前から「ヨシダのバル」(岩屋町)とコラボ。今年は通常の恵方巻きやトロやウニが入った「特選海鮮巻」のほか、「ヨシダのバル長崎和牛ロール」「ヨシダのバル茂木産足赤海老(えび)フライロール」など6種類を用意。1月22日の予約開始から1000本が6分で完売したという。

 節分の恵方巻き販売に合わせ、4年前から長崎市内にあるマリア園と明星園、浦上養育院の3つの児童養護施設の子どもたちに恵方巻きをプレゼントする取り組みを行ってきた同店。恵方巻きには子どもたちが食べ慣れない素材も多いことから、今年は子どもたちが好みそうなエビフライロールやチキン南蛮ロールなどを中心に100本を用意。受け取りに来た施設の担当者に手渡した。

 「子どもたちに幸せな気持ちになってほしいと毎年続けている」と話す店主の林健一さん。マリア園の岡部幸生さんは「こちらの店では職業体験もさせてもらっている。子どもたちもすしが大好きで、『普段食べるものと一味違う』と喜んでいる」と笑顔を見せる。

「長崎をすしで盛り上げたいという思いで店をやっている」と話す林さん。「子どもたちからは毎年『来年も作ってほしい』とたくさんの手紙をもらう。恵方巻きがきっかけで将来、すし職人を目指す子どもが出てくれるとうれしい」とも。

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