フランスの老舗パティスリーメゾン「ラデュレ」のポップアップストアが4月12日、アミュプラザ長崎新館にオープンした。

色鮮やかなマカロンが並ぶショーケース

　1862年にブーランジェリーとしてオープンした同店。火災がきっかけでパティスリーとして生まれ変わった同店は「マカロン・パリジャン」発祥の店としても知られる。カフェとパティスリーを融合させたパリの「サロン・ド・テ」の歴史を築き、150年以上に渡って親しまれてきた。

　日本には2008（平成20）年、東京・銀座にオープンして以来、関東や関西を中心に13店舗を展開。九州では昨年秋に初のポップアップストアを出店し、福岡や大分、鹿児島などに出店してきたが、長崎での出店は初となる。

　ホップアップストアでは馬車をモチーフにしたショーケースに「ヴァニーユ」「フランボワーズ」「シトロン」「ショコラ」など8種類のマカロン（395円）や、昨年秋に発売したサブレにソースを挟みチョコレートでコーティングした「ローズ」「ピスタッシュ」など6種類の「ウジェニー」（476円）をラインアップ。1個から販売するほか、好きな味の組み合わせで詰め合わせることができるギフトボックスも用意。紅茶や焼き菓子、メレンゲ菓子などのほか、マグカップやトートバッグ、レターブックなどの雑貨も並べる。

　ラデュレジャポン（東京都渋谷区）の眞岡里来さんによると「常設店とほぼ同じラインアップで長崎に初出店することができた。フランスの多くの店舗や日本の羽田空港店などで採用している馬車のショーケースと共にラデュレの世界観を楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。

　営業時間は10時～20時。6月30日まで。