長崎マリオットホテル（長崎市尾上町）が9月1日、「秋」をテーマにした新作コースやアフタヌーンティー、ホテルメードケーキの提供を始める。

料理を説明する榮岩さん

　今年1月に開業した同ホテルでは地産地消にこだわり、「今、ここでしか食べられない長崎」をコンセプトに長崎の食材の魅力を発信。佐賀県嬉野市出身で、20代で渡仏して修業後、ザ・ペニンシュラ東京などの料理長を歴任してきた総料理長の榮岩雅幸さんを中心に、県産食材を6割以上使った料理を提供。コース料理やアフタヌーンティーはおよそ1カ月半から2カ月ごとに内容を刷新し、長崎の旬の食材をフレンチの技法を取り入れたメニューで提案している。

　「秋のクラシック長崎フレンチ」をテーマにしたランチとディナーコースでは、雲仙産のキノコや栗、柿など長崎の秋の食材を中心とするフレンチコースを提供。ランチコースでは「食欲の秋応援企画」として、これまで3品コースだった「Le Ciel（ルシエル）」（5,500円）を4品に、「Beau Ciel（ボーシエール）」（6,500円）をダブルメインとしてリニューアル。ダブルメインにスープを加え、フルコースとなる「Dans le ciel（ダンルシエール）」（7,500円）を新設した。

　アフタヌーンティーは、「秋の宝石箱」をテーマにイチジクやリンゴなどを使ったスイーツや世界三大珍味（キャビア・トリュフ・フォアグラ）を使ったセイボリーなど14品とスコーンをセットにした「オータムコレクションアフタヌーンティー」（6,000円）としてリニューアル。本物そっくりの見た目のリンゴのケーキなど秋らしいビジュアルも楽しめるようにした。

　9月1日から新たに提供するホテルメードケーキは、アフタヌーンティーでも提供するブランデー香るムースにリンゴのコンポートを詰めた「ポム（リンゴのムース）」や洋梨とキャラメルのムース「キャラメルポワール」（750円）、黄桃を使ったロールケーキ「ペッシュ」（850円）、旬のシャインマスカットを使った「季節のショートケーキ（シャインマスカット）」（1,500円）の4種類をそろえる。ケーキは「shop Grab＆Go（グラブアンドゴー）」でテイクアウト販売するほか、バーラウンジで「ショーケースケーキセット」（2,000円～）としても提供する。

　榮岩さんは「香り豊かな食材がそろう秋。長崎の旬の味覚を秋の味覚ならではの香りも大切にしながら楽しんでもらえるようなメニューに仕上げた。長崎は魚だけでなく、数多くのおいしい食材があることを知ってもらえれば」と意気込む。

　提供時間はランチ11時30分～14時30分、ディナー17時30分～22時。アフタヌーンティーの提供時間は13時～18時（土曜・日曜・祝日は12時～）、ケーキセットは11時30分～17時30分、テイクアウトは11時～19時。