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障害があっても普通に暮らしたい-長崎で「幸せの太鼓を響かせて」上映へ

瑞宝太鼓の団長 岩本さんと家族の姿を描く ©2011able映画製作委員会

瑞宝太鼓の団長 岩本さんと家族の姿を描く ©2011able映画製作委員会

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 知的障害があるメンバー9人で構成するプロの和太鼓グループ「瑞宝太鼓」(雲仙市)のドキュメンタリー映画「幸せの太鼓を響かせて INCLUSION」の上映が6月25日から、長崎セントラル劇場(長崎市万屋町)で上映される。

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 団長の岩本友広さんの家族を中心に、団員の日常の暮らしやプロの和太鼓奏者としてひたむきに練習に取り組む姿を追った同作品。世界的な和太鼓奏者 時勝矢一路さん作曲の新曲を団員が覚えていく過程も描く。障害がある人もない人も「結婚がしたい、家族が欲しい」という願いは変わらない。太鼓の響きと共に、彼らの思いも映像から響いてくる。

 瑞宝太鼓は、職業訓練校のクラブ活動として1987(昭和62)年に発足し、2001年からはプロとして活動を始め、現在年間100を超える公演をこなしている。今年でプロ化10年目を迎え、長崎市公会堂で5月に開催した記念コンサートでは観客2,000人を集めた。

 5月28日から全国で順次ロードショー公開され評判となり、角川シネマ新宿(東京都)ではさらに6月25日から1カ月を超えるロングラン上映が決定している。

 上映時間は11時45分、13時40分、17時20分の3回。25日と26日の11時45分のみ、バリアフリー上映(音声ガイド付き&字幕付き)。同館での上映は7月1日まで。

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