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長崎・築40年超のビルを活用して地域活性へ-テナント利用女性らが始動

古いビルを利用して地域活性を目指す内藤さん

古いビルを利用して地域活性を目指す内藤さん

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 長崎出島にある築40年以上のビル「村川ビル」(長崎市出島町)をテナント利用する女性たちが、同ビルを活用した地域活性プロジェクト「オプヌン・結」を立ち上げ、7月から活動を始めている。

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 昨年から今年にかけて同ビルに入居した、ヨガ教室、ネイルショップ、カフェなどを経営する女性ら7人とビルオーナーなど男性2人が協働して、今年5月に同プロジェクトを立ち上げた。

 同ビルは史跡出島横に立地し、長崎県美術館や水辺の森公園まで歩いて3分ほどの好条件。浜の町アーケードや夢彩都などの商業施設にも近い。同ビルの空きスペースを有効に活用して女性客を集めるとともに、情報発信の場として出島を軸にした回遊性を促すことが狙い。プロジェクト名の「オプヌン」とはオランダ語で「開放」するという意味。

 第1弾の活動として、7月28日・29日に開催される「長崎みなとまつり」を盛り上げるため、長崎市内の店舗と協力して浴衣着付けサービス・ネイルアートサービスを行う。浴衣着付けのみ(ワンコインネイルアート付き)=2,000円、浴衣レンタル着付け(ネイルアート付き)=3,500円。利用者にはみなとまつりに出店する「Nobister(ノビスタ)」(長崎市出島町)と「CHAIDELCA(チャイデリカ)」(長崎市新地町)のクーポン券を特典に付ける。

 同プロジェクト代表の内藤結子さんは「元気な女性が集まることで、人の交流が生まれる。このプロジェクトが成功することで、古いビルや空き家の新しい活用方法の事例となる。女性を中心としたコミュニティーを確立して楽しい場を共有していきたい」と力を込める。

 同プロジェクトの浴衣着付けについての問い合わせは、長崎かがみや(TEL 095-895-8250)まで。

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