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長崎で猫のクレバス抽象画個展「猫みたいに生きる」

まみたんさんの作品。タイトルは「あと 何回 うんちが できるだろうか」

まみたんさんの作品。タイトルは「あと 何回 うんちが できるだろうか」

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 長崎・築町の焙煎(ばいせん)コーヒー喫茶「萌華(もか)」(長崎市築町、TEL 095-828-0177)で1月26日、長崎市在住の表現者・まみたんさんが描いた猫のイラストを集めた個展「猫みたいに生きる」が開かれる。

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 まみたんさんは自宅で猫を飼っている。昨年11月までは福祉施設で職員として働いていたが、これまでにイラストだけでなく、詩を書いたり、書いた詩にリズムを付けたりした曲が20曲以上を数え、短編小説を何年も前から書きためているという多才ぶり。「以前から自分の感じるままに表現することを仕事にしたいと思っていたので、人から職業を聞かれたときに、イラストレーターや詩人、小説家ではなく『表現者』と名乗ることにした」と話す。

 猫好きのまみたんさんが、かわいいと思って世話していたある日、「猫って本当はおっかないんだ」と突然気付いたことが猫の抽象画を描くきっかけ。「よく考えてみると、猫って全裸で、ものすごく毛深いし、男女関係なく人の足元などにゴネゴネまとわりつく。しかも、あちらこちらにウンチはするし、オシッコは垂れ流す。それなのに『かわいい』と頭をなでられる。でもこれが中年のおじさんだったらと思うと背筋に寒いものが走った」と振り返る。「それでもなお、その先にある何とも言えないいとしさを何とか表現できないかと思った」とも。

 個展では、まみたんさんがこれまでに描いた抽象画約30点を展示する。「うちはいまだに水洗化されていない家で、毎日の猫のトイレの世話とともに生活そのものが刺激的。自分としても、これから表現者として通用するかどうかを見極める初めての個展なので、カラフルな猫の感想を多くの方から頂ければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~20時。入場無料。

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